JVCケンウッドｘ東京藝術大学音楽学部「AIベートーベン」と「QUIET STARS」の共演

アドバンスドテクノロジー

2023年10月13日(金曜日)

現代クリエイターとベートーベンが「楽曲制作プラットフォーム」を介し、時空を超えて融合。AIにより蘇ったベートーベンと現代の音楽クリエイター達との出逢いは、どのような感動を生み出すのか？

ベートーベンと現代クリエイターの出逢い

「AIで蘇ったベートーベンと現代の音楽クリエイターたちとの時空を超えたコラボレーションはどんな化学反応を起こすのか？」をテーマに、JVCケンウッドが開発を進めている、誰とでも楽曲を共同制作できるプラットフォーム「QUIET STARS」と、東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科の後藤英准教授の研究チームによる「AIベートーベン」がコラボレーションを行う。

時空を超えたコラボレーション

かつてベートーベンが恋した女性（諸説あり）のために名曲「エリーゼのために」を生み出したように、現代に蘇ったベートーベンが、ビデオキャプチャーされた女性の表情などを読み取り、作曲して即興演奏。その“あなたのための曲”を、クリエイター向けWEBサービス「QUIET STARS」に投稿。それに、さまざまなジャンルの音楽クリエイター達が、それぞれの感性により音を重ねていく。現代の音楽クリエイターと「AIベートーベン」が時空を超えて融合し、どのような楽曲が生まれるのか。彼らは、どのようなアイデアを重ね新しい曲を生み出せるのか。その時空を超えたコラボレーションに注目したい。

AIベートーベンについて

ベートーベンが現代に蘇り、日本の女性に恋したら？をコンセプトにAIにベートーベン風の曲を作曲させるのではなく、現代にベートーベン本人を蘇らせて彼自身に作曲させる試み。現代に生きるベートーベンが「日本の女性」に出会い恋をしたら、どのような現代版『エリーゼのために』を作曲するのか、というストーリーで創作を行う。

東京藝術大学『AIベートーベン』スタッフ
後藤英／ディレクション、コンセプト
横山徹／映像
秋山大知／ミュージック・マシーン・ラーニング
李瓊宇／フェイスレコグニション・マシンラーニング
劉晨瀚／アシスタント
魏文俊／アシスタント

QUIET STARSについて

自分の奏でる音に、誰かが音を重ねる。誰かが奏でた音に、音を繋げる。
「音でつながるコミュニティ」をコンセプトに、JVCケンウッドが提供するクリエイター向けWEBサービス。一人の音楽クリエイターがアップした「音」に、オンライン上でそれぞれのメンバーが楽器やボーカルあるいは、また違ったアイデアによるさまざまな「音」を重ねていくことで一つの楽曲の完成を目指します。リアルでは出会うことのなかった人々が出会い、好きな音を重ねていくことで、年齢・スキル・ジャンルを超えたつながりが生まれていく。

「QUIET STARS」にて音が重なっていくイメージ
https://www.youtube.com/watch?v=LBtgxzgrZ7Q

将来的には、ここならではの「音」や「人」のつながりを起点に、共創による楽曲の制作・出版なども検討していく。

共創と共奏

AIで蘇ったベートーベンと現代のクリエイターたちとの時空を超えたコラボレーションは化学反応を起こすのか？音楽をつくること自体がコミュニケーションとなる。ここでしか生まれないつながりを創り出していくQUIET STARSだからこそ、AIともごく自然に溶け合っていくはずだ。

10月17日（火）13:00〜13:30、20日（金）16:00〜16:30。QUIET STARSのプロジェクトメンバー・岩城明英氏が講演を行う予定。
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