空中に浮かぶリアルで鮮明な映像が来場者を新たな次元に誘う

アドバンスドテクノロジー

2023年10月23日(月曜日)

インターマンのこれまでにない世界

インターマンの新製品

これまでの空中ディスプレイは、明所に弱く、暗くしての使用が大半だった。インターマンの空中コンピューターの特長は、空中映像に特化した独自の画像チューニング技術で、明るい場所でも鮮明な映像を実現したことだ。
きれいな映像を求めない非接触パネルならば従来の空中ディスプレイでも不便はないが、エンタメ要素には映像の鮮明さが欠かせず、また屋外での空中ディスプレイの使用の要望も多く、商品化に向けてその点が課題だった。しかし、インターマンは明るいところでもくっきりと映像を映し出す技術の開発に成功し、SOVL-P30は今年５月、さらに大きく見やすくなったSOVL-S60は今月（１０月）に世に出したという。

今、インターマンの空中コンピューターは、映像の鮮明さが評価され、他企業とのコラボレーションも展開している。アバター遠隔接客サービスを空中コンピュータ―を用いて、よりリアルな接客サービスをデモンストレーションしたり、ドローンで撮影した映像を持つ会社が3DCGデータを使って、新たなプロモーションとして空中コンピューターを使用するなどしている。将来的には教育分野、広告のプラットホームを展開したいという。
現在はレンタルを想定したイベント現場での使用の問い合わせも多いとか。
需要は今後もっと増えていきそうだ。