CEATECニュース
【CEATEC 2026】アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社、クラウド上でAIエージェントが、実機ロボットを動作させるフィジカルAIの仕組みをCEATEC 2026に出展
CEATEC 2026
X(Transformation)パーク
2026年10月19日(月曜日)
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社(以下AWSジャパン)は、クラウド上で、様々な技術・サービスを使いたい時に、使った分だけの価格で提供。CEATEC 2026ではブースのテーマをフィジカルAIに絞り込んで出展した。ブース内ではOpenArmを用いたデモを展示。AWSのAIエージェントによるシミュレーションや実機動作の自動化を紹介した。
■AIエージェントが自動化してくれる仕組みを提供
ハードウェアに賢い動きをさせるためには、機械学習と呼ばれる大量のデータを元に計算をして、アルゴリズムを作る作業が必要になる。さらに、ハードウェアの動きをつくる工程がフィジカルAI導入のボトルネックのひとつとなることに加え、膨大なコンピューティングリソースが必要になる。それをAWSがクラウドで提供しようという試み。フィジカルAIを実現するのに現時点で足りないと言われているのが、お手本となる動作のデータ。人間が実機を動かして動作を教え込んだり、あるいはコンピューター環境の中でシミュレーションにより動作を再現したりなどの努力と試行錯誤が必要になる。そのデータが現時点では圧倒的に足りない。さらにデータを作れる、技術的なエキスパートの人数も足りないといわれている。その課題を解決するために、一連の訓練企画から、環境整備、データを収集して、そのアルゴリズムをどう訓練するか。AWSの提供するサービスによってクラウド上でAIエージェントが自動化してくれる仕組みが出来上がる。これにより、なるべく少ない人数で自動化。そして素早く開発のアイディアを回せるように訴求している。
今回AWSの技術を活用して株式会社安川電機が構築した「未来の八百屋」をテーマにしたデモを展示、音声対話からロボットアームが食材(トマトやニンジンなど)を学習に基づいて適切につかんで買い物かごに入れるデモンストレーションを実施。こういった作業をやらせた場合、あらかじめクラウドの中でそれを教え込んでいる。そのトレーニングしたアルゴリズムをコンピューターが再現。これを実現するために何回もデータを学習させて、ようやく精密な動きができる。データ学習は人の手によるもの。一度動作を完了させ、その後100回ほど同じ動作を繰り返す。その動きをなるべく模倣して、機器を動かしていく。まさにトレーニングの様相である。しかし訓練していけば、単純な箱だけではなく、例えばペットボトルや鉛筆などの様々なサイズの物を動かすことも可能になる。特筆すべきはその『学習』。今までの産業ロボットは座標や軌道をいかに同じ要領で安全に早く動くかが求められていた。それだと全く同じ動作、作業しかできない。しかし、AWSのクラウド、AI技術ならば、膨大なデータからロボットが次の動きを学習し様々な動きが可能に。今までとは別のアプローチでロボットを動かす技術領域になっている。これにより活用する企業ごとの業務変換、事業変革にどう生かせるか。新たなアイディアの想起を狙っている。
CEATEC 2026
X(Transformation)パーク