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【CEATEC 2026】アンリツ株式会社、創業130周年を超えた伝統と革新――「風神雷神」が象徴する最先端の計測技術とAIソリューションを展示
CEATEC 2026
General Exhibits
2026年10月16日(金曜日)
創業130周年を迎えた計測器メーカー・アンリツ株式会社は、長年培った技術と信頼を体現するブースを展開。ブース中央には、京都の工房で約3か月かけて本漆塗りを施した「RAIJINプロジェクト」のコンセプトモデルの計測器を披露し、多くの来場者の目を惹きつけていた。
また、ブースではAI応用、EV・モビリティ、食品・医薬、宇宙、先端技術研究、企業・ブランドの6ゾーンにおいて最先端の技術領域を展示。NASAアルテミス計画にも貢献する計測技術から、AI操作をサポートする次世代ソリューションまで、同社の中核技術と未来への挑戦を体感できる構成となっている。
■130年の歴史を象徴する「風神雷神」と最先端計測の融合
計測技術で社会のインフラを支え続けてきたアンリツ株式会社。今回、同社の創業130周年を機に展開が始まった「RAIJINプロジェクト」は、同社の歴史とグローバルな信頼を象徴する展示だ。伝統工芸である本漆で仕上げられた計測器は、「雷」や「電波」をモチーフとした雷神・風神の図を配し、技術と美術が融合した圧倒的な存在感を放っている。必見だ。
■宇宙分野から次世代EV・車載通信を支えるソリューションまで
技術展示エリアでは、過酷な環境や複雑化するモビリティ市場に応える最先端計測が紹介されている。宇宙分野では、オーストリアにあるグループ会社「DEWETRON」による計測技術を展示。NASAのアルテミス計画において、打ち上げ時の振動・温度・電圧などを精密に計測し、安全な打ち上げに貢献している技術だ。会場のデモでは、振動や周波数分析をリアルタイムで可視化する技術が披露された。
さらに「地球にやさしいクルマをつくる」のコンセプトのもと、実車を用いることなくEVの充電や走行状態を再現し、評価工数の削減と開発期間の短縮に貢献する「Power HIL」ソリューションを紹介。交通事故発生時に位置情報などを自動送信する自動車緊急通報システム「Hybrid eCall」の評価ソリューションなど、モビリティの品質と安全を担保する展示も見どころだ。
■AIがひらく計測の未来――「AIによる操作支援」と「AIの信頼性評価」
最新のAI技術を取り入れた展示にも注目だ。AIを搭載したベクトルネットワークアナライザ(VNA)「Tensor」は、対話型の操作支援を実現。エンジニアの作業を支援する機能を多数搭載している。専門用語の説明はもちろん、例えば、「スタート周波数を10GHzに変更して」といった自然言語の指示であっても設定変更ができるため、専門的な操作手順を知らない開発者でも、スムーズな計測を可能にする。複雑な指示でも反応が早く、今後の生産性の向上や開発サイクルの短縮に貢献が期待できる。
また、先端技術研究所による「AI画像解析の判断根拠」の展示では、AIが画像判別を行う際に見ている着目箇所をヒートマップで可視化。昨今疑問視されている「AIの信頼性」に着目し、AIの判断根拠を示すことで、出力結果の「確からしさ」を示す先進的な研究が紹介されている。将来的にAIを安心して活用できる計測・検査システムの実現に貢献を目指しているという。ぜひ体感してほしい。
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