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【CEATEC 2026】国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)、AI・量子時代の社会基盤を創る先端ICTを紹介

CEATEC 2026

X(Transformation)パーク

2026年10月8日(木曜日)
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国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)は、情報通信分野を専門とする我が国唯一の公的研究機関である。CEATECを通じてNICT第6期中長期計画のビジョンへの取り組みについて理解増進を図るとともに、ビジネス関係者との接点を創出することで、研究成果の社会実装を促進することを目標としている。また、今年は新たに研究者ピッチを実施し、研究者が最新の研究成果や取組をわかりやすく紹介する。研究者ピッチを通じて興味を持った技術や研究内容について、各研究ブースに立ち寄り、詳しい説明を聞いてみるのはいかがだろうか。
CEATEC 2026のNICTブースでは、多くの研究成果が紹介される。CEATECニュースでは、多くの研究テーマの中から「宇宙天気予報」「リモートセンシング」「WarpDrive」「NerveNet」「バイオインクルーシブICT」「メタマテリアル電波散乱シート」「自然光デジタルホログラフィー」の7つのブース・技術を紹介する。

国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)のブースイメージ図

■大規模太陽フレアに備える宇宙天気予報 (展示01)
~企業が使える宇宙天気情報へ。SAFIR・利用ガイドライン・APIによる社会実装~

太陽フレアなどの宇宙天気現象は、通信、測位、人工衛星、航空機運航など社会インフラへ影響を及ぼす。近年は大規模な太陽フレアに代表される宇宙環境の変動、すなわち宇宙天気による通信障害や衛星運用への影響も報告されており、宇宙天気への備えが重要になっている。NICTは24時間365日の宇宙天気監視・予報を実施するとともに、ユーザー視点の宇宙天気イベント通報「SAFIR」、国内初となる宇宙天気情報利用ガイドライン、さらに企業システムへの実装を可能にするAPIサービスを提供し、宇宙天気情報の社会実装を推進している。
ブースでは、デジタル地球儀「ダジック・アース」を用いてリアルタイムの太陽の様子などの宇宙天気現象を直感的に体験できる。また、SAFIR、宇宙天気情報利用ガイドライン、宇宙天気情報APIなどの紹介を通じて、企業活動の中で宇宙天気情報をどのように活用できるのか、わかりやすく説明する。研究者ピッチは10月13日11時30分開催される予定である。

■自然災害と気候変動を捉えるリモートセンシング技術 (展示01)

豪雨、地震、火山噴火などの自然災害への対応や、気候変動の把握には、雨、雲、水蒸気、風、地表面の状態を正確に観測する技術が欠かせない。電磁波研究所リモートセンシング研究室では、衛星、航空機、地上から電波やレーザー光を用いて地球環境を観測する技術に関して、装置開発、信号処理、データ解析から社会実装までを一体的に進めている。
ブースでは、「衛星レーダーによる雲・降水の全球観測」「航空機搭載SARによる高精細な地表面観測」「豪雨予測を支える地上観測」など多岐にわたる技術とデータを紹介する。研究者ピッチは10月13日12時30分から開催される予定である。

■タチコマ育成で参加するサイバー攻撃対策「WarpDrive」 (展示02)

タチコマを育てる楽しさが、サイバー攻撃対策の研究を支える。ブースでは、ユーザー参加型のWeb媒介型サイバー攻撃対策プロジェクト「WarpDrive」を展示する。アニメ『攻殻機動隊 SAC_2045』※1とタイアップした「タチコマ・セキュリティ・エージェント」(以下、タチコマSA)をPC・Androidスマートフォン向けに無償配布し、利用者への「守る・学ぶ・楽しむ」という価値を、継続的なデータ収集と産学官の研究開発につなげていければと考えている。
ブースでは、タチコマSAの動態デモを展示する。タチコマの育成機能など、実際のアプリの動作をご覧いただける。研究者ピッチは10月16日13時30分から開催される予定である。
※1 ©士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊2045製作委員会

■障害時も平常時も地域 DX を支える情報基盤「NerveNet」 (展示05)

「NerveNet」は、光・携帯・衛星・Wi-Fi等の回線を統合し、各地で進むDX(庁内-支所間の行政業務や窓口業務〈LGWAN〉、フリーWi-Fi等のサービス)を支え、災害等による不通回線や被災基地局の迂回やインターネット断時にも基地局内の分散データベースを活用して業務やサービスを継続する等、障害時も平常時も利用できるフェーズフリーな地域情報基盤を実現する。
ブースでは、平常時と危機的な災害時での利活用イメージを示し、導入済み基地局モデルである「ベース基地局」や「LGWAN接続モデル」等に加え、「ドローン搭載」、「ロボット搭載」の各コンセプトモデルを展示する。研究者ピッチは10月14日12時30分から開催される予定である。

■新概念「バイオインクルーシブICT」 (展示08)
〜生体が備える生得的ICTと人工ICTをつなぐバイオICT協創センターが始動〜

2026年4月に発足したバイオICT協創センターは、人工ICTと、生物が本来備える情報伝達・処理機構「生得的ICT」を融合する「バイオインクルーシブICT」を提唱し、共同研究、研究設備・技術の外部利用、特許を通じた技術移転により、企業・大学等との協創を推進している。
ブースでは、バイオICT・ニューロICT両研究室の研究開発と、外部との協創に向けたコンセプトを紹介する。生得的ICTデータのAIによる解析や数理モデリング、さらにはデジタル空間との接続・活用に関心をお持ちの皆様のご来場をお待ちしている。研究者ピッチは10月14日14時30分から開催される予定である。

■NICT発の推し技術を社会へ (展示11)

NICTの研究成果を社会実装するための取組みと、NICTシーズ集から社会実装を強化している技術3点を展示し、試作品やパネル・動画像を用いて説明し、企業とのマッチングを目指す。
本記事では展示予定の3点のうち、以下の2点の技術の概要を紹介する。

・メタマテリアル電波散乱シート
無線通信の通信品質改善に向け、メタマテリアル電波散乱シートの設計、電波伝搬測定および実証実験に取り組んでいる。本技術は、電波を広角に散乱させることで、遮蔽物によって生じる電波不達エリアへの電波到達を可能にするものである。特定方向へ反射させる従来技術と異なり、電波不達エリア全体を広くカバーすることができるため、移動体や多地点との通信に適している。加えて、薄型・低コストで製造しやすく、電源不要、設置位置の微調整不要で運用できる特徴を有する。
ブースでは5G無線通信および無線LAN対応の「電波散乱シート」の展示や説明を行う。研究者ピッチは10月16日14時30分から開催される予定である。

・自然光デジタルホログラフィー
ホログラフィーを活用し、単眼3次元測距や3次元動画計測、透明体の定量的可視化・計測を実現する技術の研究を行っている。太陽光や一般照明下でも測定可能で、多数の物体に対する高速3次元計測に適用できるほか、カメラ、光学顕微鏡、波面センサ、3次元センサなど幅広い応用が期待される。さらに、透明体の微細な3次元構造を高精度に観察でき、従来より大幅に小型化した可搬型システムを実現している。
ブースでは自然光デジタルホログラフィーを実際に展示し、説明を行う。

【出展者情報】
出展者名 :国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)
出展エリア:X(Transformation)パーク
ブース番号:6H208(ホール6)
詳細ページ:https://www.ceatec.com/nj/exhibitor_detail_ja?id=29
公式サイト:https://www.nict.go.jp/index.html

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