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デンマークから出展のPartisia、 MPCとブロックチェーン技術に基づく最先端のセキュリティソリューションを日本に提案

グローバル

2023年10月23日(月曜日)
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秘匿マルチパーティ計算(MPC)とブロックチェーン技術を融合した商用アプリケーションにおけるパイオニアである、デンマークのPartisiaは、世界有数の暗号技術者の協力のもと、個人情報保護や最先端のセキュリティソリューションを提案し、安全なデータ流通プラットホームを提供する企業だ。

Partisiaブース

秘匿マルチパーティ計算とは・・・

複数の参加者がそれぞれ自身の入力値を秘匿したままで多入力関数の値のみを計算することが可能となる暗号学的な手法のこと。
マルチパーティ計算は、データ分析でのプライバシー保護を強化する技術のひとつで、現在のデータ管理には欠かせない手法の1つだが、“秘匿”となるとより高度な技術展開となる。
Partisiaは、2008年からブロックチェーン技術の融合に取り組み、商用アプリケーションとしてMPCを提供している。
現在はFinTech分野などのサイバー攻撃に対するセキュリティ技術の強化にも貢献している。

■キーワードは“暗号化”と“秘匿化”

MPCによって、独立したサーバーのネットワーク内で暗号化されたデータの計算が可能になり、各暗号化プロトコルには、MPC システムの効率、セキュリティ、堅牢性のいずれかを強調する特性がある。MPC プロトコルをアプリケーションに合わせて調整することで、最適な結果が保証される。
データで管理されつつある今、データの保護を大前提に、データの活用にも一役買っている。データの入力中、転送中などあらゆる場面で保護される必要があり、この“秘匿”をもってのマルチパーティ計算技術を展開できるPartisiaの今後の注目度は高い。

■CEATECに出展してみて・・・

デジタル化が進む日本の企業も個人データの取り扱いには注視している中、センシティブな情報を取り扱う金融機関やヘルスケア関連の企業、もしくは情報銀行や自社社内間でのデータ共有・連携に興味がある企業と提携して何かプロジェクトを遂行できればと考えています。重要なのは日本の政府のデータの取り扱いに対する考え方。県レベルや市民レベルでどのように考えているかといった動向は、デンマークの企業としても注視しているところです。
また、その先に、AIのモデルに対してどのようにデータを取り込み、適用させていくのか、そういった点も次のステップとして考える必要があるのではないかと思います。と、ボンゴ氏は言う。

日本も今デジタル化の過渡期にあり、今後、個人データやプライバシー情報がどのように取り扱われるのか、セキュリティに対して関心を持つ事が必要とされる。

出展者情報

会社名:Partisia
エリア:グローバル
ホール6 ブース番号:G008
URL:https://partisia.com/
出展者詳細:https://www.ceatec.com/ja/exhibition/detail.html?id=1164

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