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東芝、ウォークスルー型危険物検知装置による「空間セキュリティマネジメントソリューション」がCEATEC AWARD 2023 総務大臣賞受賞

アドバンスドテクノロジー

2023年10月26日(木曜日)
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株式会社東芝は、グループ経営理念「人と、地球の、明日のために。」のもと、「誰もが享受できるインフラ」と「繋がるデータ社会」の構築に向けた全体ビジョンから、「安心安全なインフラの構築」と「カーボンニュトラルの実現」に向けた取り組みを紹介。
CEATEC AWARD 2023 総務大臣賞受賞の「空間セキュリティマネジメントソリューション」は、ミリ波レーダを利用したウォークスルー型危険物検知装置により、公共空間でのテロの増加や警備員不足の社会課題に対して、警備の効率化・省人化に貢献する。

ブース

ミリ波レーダでウォークスルーでの危険物検知を実現

近年、電車内や街頭演説の場などにおけるテロが増加している。
ウォークスルー型危険物検知装置は、従来のマイクロ波と比べて分解能に優れるミリ波レーダを照射することで、1秒以下で衣服に隠された危険物を画像化し、AIで判定・検知する。
従来、空港等でのボディ検査で使用されるマイクロ波レーダを用いた検査装置では約3~5秒の測定時間を要し、立ち止まっての検査を必要とするが、ウォークスルー型危険物検知装置では人流を止めずに危険物の検知が可能。
金属探知検査では検知できないガソリンや爆弾、セラミックの刃物などの危険物も検知する。
また、ウォークスルー型危険物検知装置はモジュール化されており、ハードウェアは共有しソフトウェアで機能を持たせ、多目的に活用できる。駅やショッピングセンター、イベント会場など幅広い公共スペースで利用シーンに合わせたアプリケーションの提供が可能で、警備の効率化・省人化にも貢献する。

ウォークスルー型危険物検知装置
超高精細イメージングセンサ、小型・高精細イメージングセンサ

2026年実用化へ

ウォークスルー型危険物検知装置は、カスタマイズによる設置場所への対応をはじめ今後の実用性や市場性が大きく評価され、CEATEC AWARD 2023 総務大臣賞を受賞した。
これまで鉄道会社、警備会社をはじめ広く反響が寄せられており、今後は社外実証を重ね、2026年の実用化を目指す。

ブース来場者からの声に対して同社 フェロー・森浩樹氏は「多くのかたの『早く実用化してほしい』という声を生で聞くことができ、一日でも早く実用化しなければいけないと気持ちが高まった」と話している。

総務大臣賞

出展者情報

会社名:株式会社 東芝
エリア:アドバンスドテクノロジー
ホール8 ブース番号:A001
URL:https://www.global.toshiba/jp/top.html
出展者詳細:https://www.ceatec.com/ja/exhibition/detail.html?id=28

アドバンスドテクノロジー

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