CEATECニュース
QDレーザは「見えるを諦めない」。レーザで網膜へ鮮明な映像を届ける「レーザ網膜投影型ARグラス」をCEATEC 2025に出展
2025年10月16日(木曜日)
革新的な光技術を基盤に、通信、産業、医療福祉の分野で新たな価値を創造し、社会課題の解決に貢献することを掲げる株式会社QDレーザ。
先進の技術力と独自の視点で、より豊かで持続可能な未来の実現に取り組んでいる。
レーザーによるセンシング・微細加工、回路の中の電気を光に変え、情報処理を劇的に速くする技術シリコンフォトニクスといった様々な事業を展開する中、今回のCEATEC2025では「VISIRIUM® Technology(ビジウムテクノロジー)が見せる新しい世界」を示している。
■視力に左右されない「レーザ網膜投影型ARグラス」
今回の株式会社QDレーザの展示のメインは、なんといっても「レーザ網膜投影型ARグラス」
本来、角膜や水晶体を通って目に映る映像たちは、どうしても視力やその他の要因で「見えない」を生み出す原因にもなっている。
この「レーザ網膜投影型ARグラス」では、「VISIRIUM® Technology(ビジウムテクノロジー)」と言う三原色の可視光レーザーと高速で振動する微細な鏡(MEMSミラー)、精密に設計された光学系を組み合わせる事で網膜に映像を投影している。
これによって、角膜や水晶体の状態に左右されず投影光を網膜に届ける。視力やピント位置にほぼ関係なく鮮明な画像が描出することができる。
また肉眼で見ている風景そのものに重ね合わせて投影することができ、「新たなAR体験」の実現も可能だ。
■さらに見えやすくするための「アイトラッキング技術」の搭載
更なる技術開発を進め、「アイトラッキング技術」を搭載したグラスも展示。
レーザー網膜投影技術はレーザー光を瞳孔に通す必要があるため、目を動かすと映像が欠けたり消えたりしていたが、瞳孔を検出しそれにリアルタイムで追従するように投影を制御できるように。
従来より安定して映像を見られるように進化している。
高齢化により2030年には国内の視覚障害者が200万人になると予測されるなか、レーザ開発で培った「光を操る技術」によって「見えにくかった」人たちの眼に光を当てる。QDレーザのブースではこれらのARグラスを実際に体験することが可能となっている。
【出展者情報】
会社名:株式会社QDレーザ
エリア:General Exhibits
ブース番号:ホール2 2H016
URL: https://www.qdlaser.com/