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アルプスアルパイン 非接触の空中表示/入力デバイス「ステルス空中インターフェース」で新たな非接触操作体験を提供

キーテクノロジー

2022年10月27日(木曜日)
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アルプスアルパイン株式会社は、映像の空中表示、空中入力操作が可能で、加飾印刷技術を応用したデザイン性に優れるステルスアイコン機能を搭載した次世代HMI(Human Machine Interface)製品「ステルス空中インターフェース」を出展。
2025年を目途にエレベーターや医療機関などの公共空間、セキュリティが求められるエリアでの表示/操作部への採用を目指す。

ブース外観

●非接触入力操作で広がる快適空間

新型コロナウイルス感染拡大の影響で公共エリアにおける非接触操作への関心の高まりにより、エレベーターのスイッチや券売機などの公共空間の入力デバイスにおいて「誰が触ったかわからない」「操作部が汚れている」「自身の手が汚れている」などの理由で直接触れて操作することに抵抗感を抱くシーンが多く存在する。

アルプスアルパインは衛生面への配慮や接触操作により操作部に残された指紋の盗難などのセキュリティリスクの低減等を目的に、再帰性反射技術を活用した空中映像技術について特許を持つ宇都宮大学の山本研究室と共同で空中表示/入力デバイス「ステルス空中インターフェース」の開発を進めた。

手をかざすと操作用のインターフェースが表示され、非接触での操作が可能。
また、空中ディスプレイに「加飾印刷」という技術を組み合わせることで、木材や金属などを模した意匠性に優れたデザインのきょう体上に入力ボタンなどの空中表示を実現。
会場には、木目調、大理石風にデザインされた、一見ディスプレイとは判別のつかないデモ機が用意され、多くの来場者が驚きの声をあげながら空中表示・入力可能なボタン操作を体験した。

木目調デモ機
木目調デモ機デモ体験

●「CEATEC AWARD 2022」キーテクノロジー部門 準グランプリ

用途は、エレベーターや券売機、医療現場等などのほか、濡れた手で触る必要がなくなるためキッチン、トイレへの導入が見込まれる。
高視野角の空中映像技術により、従来は正面の一方向からしか見えなかったが様々な方向から見える点も特徴の一つ。
初めて利用する人に対して一緒に見ながら教えることできるため、高齢者や子どもが利用する場所への活用も進みそうだ。

デザイン性を損なわず、非接触操作をよりわかりやすくした点が評価され
「CEATEC AWARD 2022」ではキーテクノロジー部門の準グランプリに輝いた。
担当者は「受賞によって周知され『このような使い方をしたい』と要望や提案につながることを期待したい」と話した。

出展者情報

会社名:アルプスアルパイン株式会社
エリア:キーテクノロジー
小間番号:ホール5 K001
URL:https://www.alpsalpine.com/j/
出展者詳細:https://www.ceatec.com/ja/exhibition/detail.html?id=217

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