細かい文字や多彩な映像など幅広いコンテンツに対応し、見る人にインパクトや感動を与える映像表現を提供できる。そのためデジタルサイネージ広告、店舗・美術館での展示ディスプレイ、映像没入感を付したアミューズメント施設、また高精細映像が不可欠な医療現場での利用など、様々な分野での活用が期待される。さらにセンサと組み合わせることで非接触操作も可能となるため、新型コロナウィルス感染拡大の観点から高まる、非接触で衛生的、不快感のない映像操作のニーズにも応えられる。
ミラー方式の空中ディスプレイは、高精細な結像に優位な一方で、ミラーによる歪みや装置の大型化という課題もあった。その中で同社はこのミラー形状の最適化によって、歪みを抑え小型化にも成功した。CEATEC AWARD 2022 審査委員会からは、同社のもたらした技術的ブレイクスルーと、今後の多用途性の両面が高く評価されている。