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日本航空電子工業(JAE)、持続可能な社会の実現に向け5つのシーンから最新技術を披露
2022年10月21日(金曜日)
日本航空電子工業(JAE)ブースでは「持続可能な社会の実現を目指して」とのテーマのもと、5つの重点領域におけるデモや注力製品、新技術などを幅広く紹介。
同ブースは「Connected Society」「Safe Mobility」「Clean Energy」「Industrial Innovation」「Air, Space and Ocean」の5つのシーンに区分けされ、体感型のデモ展示や採用実機などが披露されている。
●小型、軽量で扱いやすいEV充電用プラグ『KWシリーズ』
『KWシリーズ』はCHAdeMOおよびCCS Type-2規格に準拠したEV充放電用コネクタ。
小型化により狭いスペースでも設置可能とし、さらに軽量化により世代性別を問わず扱いやすい設計となっている。
ブースには実際に手に取ることができる展示が登場。主に家庭でのV2Hの用途に適した『KW02Cシリーズ』と、急速充電器に用いる『KW1Cシリーズ』の2種の使い勝手を体感することができる。
●"高信頼性"にこだわるドローン用フライトコントローラー『JFB-100』
物流や災害などさまざまな場面にドローンが活用され、私たちの頭上を飛び交う---。そんな未来が間近に迫っていることを感じさせてくれるのが『JFB-100』。
JAEが"高信頼性"の確保にこだわって開発した、純国産のドローン用フライトコントローラーだ。
航空・宇宙領域で蓄積された慣性装置技術や、車載で多大な実績のあるコネクタの採用など、同社が培ってきた技術や知見が惜しみなく搭載されているという。
『ドローンに航空機品質を』とのキャッチフレーズが頼もしい。
●次世代車載内装向けUI(ユーザー・インターフェース)
ドライブ体験を大きく変えてくれそうな技術を体験できるのはユーザー・インターフェースのコーナーだ。
写真は一枚のフィルムセンサで、非接触操作とタッチ操作、感圧操作を実現する技術の展示。手をかざしたり押してみたり、その操作感を実際に味わうことができる。
「耐指紋技術」は、タッチパネルについてしまう指紋を目立ちにくく、さらに拭き取りやすくする技術。超低反射ディスプレイでも視認性や衛生を維持しやすいという。
額縁のない透明センサも注目を集めている。3辺に枠が無く向こう側も見通せるディスプレイはシンプルで美しく、そのデザイン性を活かした利用に期待が高まる。
そのほかにも同社ブースには通信インフラ・デバイス向け、コネクティッドカー向け、ロボットや産業機器向けなど各種の最新コネクタや、海底や宇宙など特殊な環境で活用されるセンサシステムなどが展示されている。
出展者情報
会社名:日本航空電子工業株式会社
エリア:キーテクノロジー
小間番号:ホール5 小間番号 K004
URL:https://www.jae.com
出展者詳細:https://www.ceatec.com/ja/exhibition/detail.html?id=203