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みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社。
「はなせる美術館」などを提案。

キーテクノロジー

2022年10月19日(水曜日)
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「まるでミュージアムのように、来場者がワクワクする未来を体感できる、AIをはじめとする先端テクノロジーを駆使したコンテンツを紹介したい」が同社のテーマ。
同社ブースでは、「近未来体感ミュージアム」をコンセプトに画像認識、顔画像分析、シミュレーション高度化など、独自の技術をデモンストレーションしながら紹介している。

みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社ブース

●注目を集める「はなせる美術館」

ブースでは、「アバターを介する対話型鑑賞会」をコンセプトにした展示が注目を集めている。
展示された抽象画のアート作品の横にモニターが設置されており、画面上にはアバターがいる。
そのアバターと一緒に、これまでにこの抽象画を見た人達の感想が3Dグラフになって表示されており、アート作品から生まれた“作品“として展示されている。一つのアート作品を、色んな角度で楽しめる未来の美術館というわけだ。アバターに話しかけたり、隣の人と一緒になってアートを楽しめる、まるで「はなせる美術館」が体感できる。

「はなせる美術館」は、はたらける美術館合同会社と同社が共同開発。
日常から対話型鑑賞を楽しめるよう、オンライン配信されるアート作品に感想を残したり、共有したり、アート作品鑑賞のコミュニティイベントに参加できるサービス、EverydayMuseum™(※)の提案となった。
「近い未来、様々な美術館や、オンライン対話型鑑賞イベントで、EverydayMuseum™を通じて皆さんからいただいた感想を、アバターを介してシェアしながらより多くの人たちと一つの作品を様々な角度で楽しめる世界を実現したい」としている。
アバターや隣の人と一緒になってアートを鑑賞する、「はなせる美術館」の実現は近い。
※「エグゼクティブは美術館に集う」の著者、奥村高明教授監修

「はなせる美術館」コーナー

●体温を感じるAI【サイバーマルチタレント「まなか」】が登場

ブースの一角では、同社が提案する、AIが生成した3Dのサイバーマルチタレント「まなか」が人気を集めていた。来訪者の動きに合わせて視線を合わせ、視線が合った人への自然なリアクションによるコミュニケーションを行うことができる。顔画像合成、3D顔モデル生成技術により、活用用途に応じたサイバーマルチタレント生成が可能となった。同社は、 具体的な活用シーンとして、『企業のイメージキャラクターとしての利用や会社ビルでの来訪者受付などの企業向け』『展示会における、来場者呼び込みや商品説明の実施』『街角のデジタルサイネージ』『Web上でのQ&A対応を行うキャラクター』としての活用など幅広い活用が期待できるという。

AI【サイバーマルチタレント「まなか」】

●直感的な操作だけで自分好みの顔が作成できる「AI顔キャラクター自動生成」技術を紹介

「AI顔キャラクター自動生成」は、AIが自動生成した顔画像の候補の中から自分好みのタイプの顔、いいなと感じる顔など直感で1つを選択、その選択を繰り返すだけでAIがユーザーの好みを分析し、最終的にはユーザーが好む顔画像が作成できるという同社独自の技術となる。この技術は、アバター作成時などでの複雑なパラメーター調整が不要で、専門知識がないユーザーでも直感的な操作で理想の顔を作り上げることができる。利用シーンとしては、アバター・キャラクターモデルの自動生成などの顔画像に限らず、「車」などのさまざまなデザイン・形状や音声・文章など、言語化しづらい個人の好みや願望の具現化にも応用可能だという。

「AI顔キャラクター自動生成」コーナー

出展者情報

会社名:みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社
エリア:キーテクノロジー
小間番号:K120
URL:https://www.mizuho-rt.co.jp/
出展者詳細:https://online.ceatec.com/booth/9329

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