CEATECニュース
シャープ株式会社、ピッキング作業の大幅な効率化を実現する「スリムスタッカー・ロボットストレージシステム」を展示。
2025年10月6日(月曜日)
シャープは、物流倉庫において既存の設備を活用してGTP (Goods to Person) 方式※の搬送システムが導入できる「スリムスタッカー・ロボットストレージシステム」を展示する。
GTP方式によりピッキング作業の大幅な効率化を実現。
商品保管棚など既存の設備を活用し、稼働を続けながら設置が可能。
物流業界では、ECの拡大などを背喪に物流量が増加するなか、人手不足が深刻な課題となっている。物流倉庫においては、DXやロボット活用による省人化・自動化へのニーズが高まっており、なかでもロボットがピッキング作業者のもとへ品物を運ぶGTP方式の搬送システムが注目されている。一方で、GTP方式のシステム導入には既存の設備を一時撤去したうえで搬送システムを設置する必要があるため、設置工事の間はその場で稼働を続けるのが難しく、導入における課題となっていた。
「スリムスタッカー・ロボットストレージシステム」は、倉庫の稼働を続けながらGTP方式を導入できる。搬送ロボットが倉庫内を回り、内蔵の移載アームが商品保管棚から必要な品物を集めてロボットの収納棚に積み込み、ピッキング作業者のもとに搬送。収納棚を切り離せる新機構により、収納棚ごとピッキング作業者に受け渡す。作業者は倉庫内を歩き回ってピッキングする必要がないため作業の大幅な効率化が図れるうえ、必要なものだけをロボットが集めた棚からピッキングするのでヒューマンエラーを抑制する。また、搬送ロボットは幅700mmのスリムな設計なので、一般的な倉庫の通路(900mm~)をそのまま通行可能。商品保管棚など哉存の設備を活用してシステムを構築できるので、倉庫の稼働を続けながら導入が可能。小規模な倉庫や天井高の低い倉庫などでも導入しやすいうえ、段階的に設置することもできる。これまでGTP方式の導入が難しかった倉庫や、稼働の停止が困難な現場での省人化・自動化を実現する。
主な特長
1. 搬送ロボットがピッキング作業者のもとへ品物を運ぶGTP方式の搬送システム
2. 既存の設備を活用してシステムを構築できるので、倉庫の稼働を続けながら設置可能
3. 収納棚を分離してピッキング作業者に棚ごと受け渡せる新機構を採用
※GTP(Goods to Person)方式とは、自動搬送ロボットがピッキング作業者のもとへ商品棚やパレットを運ぶ作業方式のこと
「スリムスタッカー・ロボットストレージシステム」(稼働イメージ)
【出展者情報】
会社名:シャープ株式会社
エリア:General Exhibits
ブース番号:ホール 3 3H223
URL:https://corporate.jp.sharp
出展者詳細:https://ceatec.com/nj/exhibitor_detail_ja?id=1623