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竹中工務店、位置情報データに基づき、竹中工務店独自の視点で様々なものを“見える化” 環境に関する3つの開発技術を提案
2025年10月17日(金曜日)
一般社団法人LBMA Japanでは、位置情報データのありとあらゆる利用シーン・ソリューションを提案する26社の共同出展が行われている。見どころは『位置情報データ活用 for ALL』。
様々な活用が進んでいる位置情報データは、もはや特定の業種・業態で活用されるものではなく、すべてのイノベーションを後押しする、「デジタルインフラ」として活用を始めた企業が参加。
その中で、竹中工務店は、様々な活用が進んでいる位置情報データをもとに、3つの環境開発技術「GISCOVERY®」「Met.box®」「GISTA®」を提案。
■GISプラットフォーム「GISCOVERY®」では、GISデータを活用し、土地の可能性を探索
GISCOVERY®は、600種類以上ものデータをもとに分析し、竹中工務店独自の視点で、土地の探索、評価、活用のサービスを提供する。
土地に対する課題を解決する中で、潜在価値を見つけ出すことで、事業計画の推進の支援に役立てる。
■建物計画用将来気象データ「Met.box®」では気象の将来変化を予測 建物計画をライフサイクルで評価
これまで建物分野では、気候変動を考慮できる十分なデータがなく、過去観測値に基づいた計画では温度上昇等の変化に対応できないリスクがあった。「Met.box®」に含まれているデータは、将来の標準的な気温や温度のデータ、設計用のピーク気象データ、熱波や豪雨など数十年に一度発生する異常気象データである。
これらのデータは、IPCCが定義した気候変動シナリオに基づいており、2090年まで10年ごとの年間時刻別データを提供する。
つまり、「Met.box®」を使用することで将来的な気候変動を考慮した将来予測値に基づく建物計画が可能になる。
■オフィス空間評価システム「GISTA®」では、生体情報と位置情報を活用して、生産性の向上をサポート
「GISTA®」は、オフィス執務者の心身の状態と位置情報を測定し、データ化。その組み合わせによって、オフィスの場所ごとの集中度等が見える化されるため、集中を向上させる・低減させる要因を分析可能。そこから、利用者の生産性を高めるための執務スペースレイアウトの検討や改修に向けた提案を行う。
GISデータ、将来気象データ、生体データと屋内位置データの組み合わせなど、独自の視点でデータ分析を行うことで見えてくる課題や潜在価値を解決・活用する技術を展示するブースを出展。
【出展者情報】
会社名:竹中工務店
エリア:General Exhibits
ブース番号:ホール5 5H018(一般社団法人LBMA Japan内)
URL:
GISCOVERY®:https://www.takenaka.co.jp/solution/asset/giscovery/
Met.box®:https://www.takenaka.co.jp/news/2024/07/06/
GISTA®:https://www.takenaka.co.jp/solution/health/gista/
出展者詳細:https://www.ceatec.com/nj/exhibitor_detail_ja?id=1669