CEATECニュース
株式会社JVCケンウッド~「カメラ付きAIイヤホン」:“見る・聞く・話すを耳元で。新世代パーソナルデバイス”~
2025年10月16日(木曜日)
株式会社JVCケンウッドは、昨年のCEATEC 2024において「AIにつながるカメラ付きイヤホン」を展示。スマートフォンと接続してAIにアクセスすることで、さまざまな活用モデルを紹介していた。今年は、サイエンスアーツ社のIP無線アプリケーション「Buddycom」との連携によるカスハラ対応デモをはじめ、ビジネスシーンをサポートするデモを行っている。
■JVCケンウッドの「カメラ付きAIイヤホン」
「カメラ付きAIイヤホン」は、カメラを内蔵した完全ワイヤレスイヤホンと、スマートフォンアプリを組み合わせたもの。見た目は一般的な音楽用イヤホンと変わらず、耳にかけるだけでAIとのハンズフリーなやり取りが可能だ。カメラが撮影した画像をもとに、スマートフォンを取り出すことなく、音声でAIに質問したり、情報を得たりできるのが特長。
会場では、未来のライフスタイルを感じさせる複数のデモンストレーションを体験できる。
■名刺交換した人の名前を教えてくれる「あなた誰?デモ」
ビジネスシーンで「顔は覚えているけれど名前が出てこない…」という経験は誰にでもある。このデモでは、AIイヤホンがカメラ画像と登録データを照合し、過去に名刺交換した相手の名前や属性を音声で教えてくれる。
―「こんにちは」「お久しぶりです」と声をかけるだけで、耳元から相手の情報が返ってくる―
そんな未来のコミュニケーションを体験できる。
■サイエンスアーツ社のIP無線アプリケーション「Buddycom」と連携した「カスハラ対応デモ」
近年、社会問題として注目される「カスタマーハラスメント」。JVCケンウッドは、サイエンスアーツ社のIP無線アプリ「Buddycom」との連携により、現場の課題にアプローチする新たなデモを披露している。
AIイヤホンがNGワードを検出すると、カスハラ行為の音声や画像を自動的に記録。スマートフォンの「Buddycom」アプリを通じて、リアルタイムで状況を共有・保存できる。会話内容は自動で文字起こしされ、画像も同時に記録。現場スタッフの心理的安全性を守りながら、サポートに駆けつける仲間が事前にトラブルの内容を把握できる仕組みだ。
個人の生活を便利にするだけでなく、企業の業務効率化や安全管理にも貢献する――
「カメラ付きAIイヤホン」は、今後のビジネスを変える可能性を秘めている。
【出展者情報】
会社名:株式会社JVCケンウッド
エリア:General Exhibits
ブース番号:ホール1 1H301
URL:https://www.jvckenwood.com/jp/