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TDK株式会社、アナログ回路を使った最新AIチップを開発。リアルタイム学習をするAIチップを使ったじゃんけんブースも出展。

General Exhibits

2025年10月16日(木曜日)
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TDKは、AIに関連する多様なマーケットに向けて、独自の革新的技術や製品を通じて社会のトランスフォーメーションに貢献。その中でも「エッジ向けアナログリザバーAIチップを用いたリアルタイム学習機能付きセンサシステム」がCEATEC AWARDイノベーション部門賞を受賞。

■エッジ向けアナログリザバーAIチップとは

TDK株式会社が、電子部品技術、センサ技術、アナログ回路技術を駆使して新しく開発したチップ。動きなどの時系列データ予測に対応。AIチップそのものは、かなり小さいため消費電力もかなり小さく、クラウド無しでAIが動作する、かつリアルタイムでの学習も可能。TDK株式会社が推進する、より省電力で万能な計算を可能とする「ニューロモルフィックデバイス」に加え、AIによって省電力で高速計算が可能なリザバーコンピューティングデバイスをアナログ技術で実現した。

■展示ブースではデモ学習を終えたAIとじゃんけん体験

エッジAIの課題である事前学習をリアルタイム学習で解決できるアナログAIチップ付TDK加速度センサによるヒューマンインターフェースを発表。

加速度センサを親指に取り付け
じゃんけんの様子
じゃんけんの様子

デモンストレーションで指の動きを学習しているため、人間が出す手をAIが先読みするシステムとなっている。

■今後、リアルタイム学習可能なAIチップを導入することで個人での使用だけでなく社会快適化も実現。

リアルタイム学習によって、ユーザーの特徴にあったエッジAIが新たな価値創造を創出。
これまで、ウェアラブルデバイスや車内、ロボットなど個人のためのAI活用に加え、物流や交通、水道など社会快適化のためのAI学習が実現可能となる。
そこにおいて、すべてのAIをクラウドAIで動かすのではなく、社会最適化のための膨大なデータ処理と、エッジによる個人のためのデータ処理に分けることで、社会のAIシステムにおける電力とレイテンシ問題を解決できる。

【出展者情報】
会社名:TDK株式会社
エリア:General Exhibits
ブース番号:ホール6 6H180
URL:https://www.tdk.com/ja/index.html
出展者詳細: https://www.ceatec.com/nj/exhibitor_detail_ja?id=1627

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