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湘南工科大学の示す「恋愛の方程式」“型付き高階論理を用いる生成AIPromptの作成方法”

ネクストジェネレーションパーク

2025年10月16日(木曜日)
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湘南工科大学情報学部では、近年ますます身近になったAIやメタバースをより安全に楽しく利用するための知識・技術を持つデータサイエンスやプログラミングに精通した人材づくりを目指す。
工科系大学ならではの充実した学修環境を生かしてICTの多様な分野を学び、技術を横断的に活用して課題解決に生かす力を身につけた技術者の育成に力を入れている。
CEATEC 2025では、岡崎研究室によって研究され、「2025年度日本マンガ学会 第24回大会研究発表」でも発表した“型付き高階論理を用いる生成AIPromptの作成方法”をはじめ、歯周病の自動診断に関する研究の展示も行なっている。

外観

■「恋愛の方程式」を生成AIに評価させる「AIPrompt」

本研究ではAIが恋愛の発展過程を適切に理解・分解できるかを検証している。
その際AIの生成過程を誘導し、効率的かつ的確な結果を得るために「Goal Seek Prompt」を用いており「恋愛進展チェックシート」を作成する。
今回は恋愛漫画『天使なんかじゃない』(矢沢あい)を題材とし、各シーンに含まれる視覚・言語情報を入力して生成AI(ChatGPT-4o)に評価を行わせている。
AIによる評価は、作品の理解度も深い図書館の司書の方にも聞いた上で「AIはカップルの恋愛進展の評価が可能」と示された。
しかも、ヒロイン・恋人・別の男性による三角関係においても関係の変化をAIが捉える可能性が確認されている。

■研究の示す「AIによる評価」の可能性

マンガの恋愛、ひいては三角関係についても評価ができるPromptを作成できたことから、今後はマンガに限らず現実の人間関係の分析にも応用できる可能性を持つと考えられる。人間関係の理解支援や創作支援などの多方面での応用が期待される。

【出展者情報】
会社名:湘南工科大学
エリア:ネクストジェネレーションパーク
ブース番号:ホール5 5H316
URL: https://www.shonan-it.ac.jp/
出展者詳細:https://www.ceatec.com/nj/exhibitor_detail_ja?id=1839

ネクストジェネレーションパーク

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