CEATECニュース

東京都デジタルサービス局、「東京都デジタルツイン3Dビューア」と東京都全域の3Dの立体模型に対して映像を投影する「プロジェクションマッピング」をCEATEC 2025に出展

General Exhibits

2025年10月16日(木曜日)
TwitterFacebookHatenaPocketLine

東京都デジタルサービス局は、東京都が抱える多岐にわたる課題を解決するため、2020年度よりデジタルツインサービスを開始。
サイバー空間と現実空間の融合によるデジタルツインを産学官一体で実現することで、課題解決と都民のQOL向上を目指す。
CEATEC 2025では、3Dビューアを実際に体験できるコーナーや、点群取得用機械の展示、掲載データを投影するプロジェクションマッピング、そして掲載データを3Dプリンターで出力するコーナーが用意されている。2030年に向けて利用者拡大を目指す。

ブース写真

■誰でも使用することができる「東京都デジタルツイン3Dビューア」

東京都デジタルツイン3Dビューアは、東京都の職員が測量したデータを再現。点群データや3Dデジタルマップ、リアルタイムデータ、防災データ、交通データなど多種多様なデータをビューアに重畳可能。例えばハザードマップ、避難施設情報、河川監視カメラデータを重ねることで、3Dビューアを用いて多角的に見ることができる。従来の地図アプリとの違いは、この『データを重ねることができる』点にある。防災データなどを重ねることで、様々な情報を重ねて表示することで避難に最適な場所を見つけることが可能に。行政の業務においては、新たに避難所を設置する際に、ハザードマップや防災データを重ね合わせることで最適な場所の立案に活用することができる。3Dデータはダウンロード可能で、必ずしも東京都のビューアを使用する必要はなく、それぞれの事業者ごとに使用しているビューアに取り込むことも可能。
ブラウザがあれば特別なソフトウェアは不要で、現在約1000データを掲載しており、誰でもアクセス可能。日本だけでなく海外のユーザーも存在している。
この、誰でも広く閲覧、ダウンロードが可能な背景には、東京都の3Dデータを利活用してもらいたいという思いが込められている。

3Dビューア

■東京都全域の3D立体模型「プロジェクションマッピング」

地理空間データの活用方法の一つとして、3Dプリンタで東京都全域を造形することで、より立体的な確認が可能に。さらに地理空間データをプロジェクションマッピングで投影することで直感的に視認することができる。今回展示されているデータは9つ。

データリスト

地形データは東京都が航空測量で得たものが土台になっていて、データ、ソフトウェアともに東京都の職員が製作したものとなっている。
ブースでは体験者が端末をタッチすることで様々なデータが3D模型に映し出される。立体ならではの多角的な見え方が特徴で、細かな説明にも向いている。
今後は、言葉や文字での説明では手が届かない部分を視覚で補える為、住民説明など対大人数で、細かな説明が必要な場面での活用に期待がかかる。

立体模型

【出展者情報】
会社名:東京都デジタルサービス局
エリア:General Exhibits
ブース番号:ホール1 1H208
URL:https://info.tokyo-digitaltwin.metro.tokyo.lg.jp/
出展者詳細:https://www.ceatec.com/nj/exhibitor_detail_ja?id=1803

General Exhibits

TwitterFacebookHatenaPocketLine

RELATED POST