CEATECニュース

株式会社ラック IoT監視網による『smart snow alert』で旭川市の除雪業務負荷軽減

パートナーズ&グローバルパーク

2025年10月15日(水曜日)
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CEATEC初出展の株式会社ラックは、企業や行政機関に高度なセキュリティサービスを提供し、1995年のサイバーセキュリティ事業参入から30年を迎えた。2024年に持続可能な地域の発展を目指す新事業として除雪業務の負荷を軽減する『smart snow alert』の正式運用を開始。北海道旭川市に導入され除雪費用の軽減に貢献している。

IoT活用による持続的な積雪監視・通報体制を構築した「smart snow alert」

旭川市に導入された『smart snow alert』は、除雪対策に必要なデータを収集し可視化し遠隔地での除雪判断を可能にする積雪状況監視・通報システム。
観測地点に設置した積雪深センサーの観測データやカメラ映像などからアラートが通知され、現地で確認することなく除雪車の出動判断を迅速に行うことが可能だ。
積雪深センサーの観測データやカメラなどのIoTデバイス、クラウドシステム、ネットワークの3要素で構成され、24時間体制での運用・保守・監視を提供する。

除雪業務の負荷を軽減し自治体が抱える課題を解消

従来の除雪対策は、巡回パトロールが一日数回行われ、郊外の遠隔地への出動では人手と時間の負荷が自治体の大きな課題があった。『smart snow alert』の導入により除雪車の出動判断は迅速化し、効率化が実現。降雪量が出動を要する基準以下なら警戒態勢を解除することで除雪作業者の待機時間を減らせ業務負担の軽減につながる。また除雪費用の軽減にも効果があったという。
旭川市は導入2年目の今年度に12台の増設を決め、市内13箇所で運用される。また、近隣の市町村や道路除雪事業者からも導入を検討する声が寄せられている。

ラック新規事業開発部長・稲森伸介氏は「これからの人口減少社会でもIoT監視網を活用し、持続可能な社会作りに貢献したい」と話している。

ラックのイメージキャラクター「らっこ」
社名の「LAC」は「Little eArth Corporation」でロゴマークのは地球をイメージしている

【出展者情報】
会社名:株式会社ラック
エリア:パートナーズ&グローバルパーク
ブース番号:ホール4 4H004
URL:https://www.lac.co.jp/
出展者詳細:https://www.ceatec.com/nj/exhibitor_detail_ja?id=2897

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