CEATECニュース
株式会社ネクスティ エレクトロニクス 体験できるブースでスマートホームや車室内エンターテインメントなど25の製品を展示
2024年10月30日(水曜日)
株式会社ネクスティ エレクトロニクスは、CEATEC 2024ブースに「Smart Home」「Smart Factory」「Automotive」「NEXTY」の4つのエリアを設けて戸建てのリビング、クルマの運転席などを再現したブースを展開。次世代スマートホーム規格「Matter」に対応した電動シャッター、電動カーテン、ライトなど、来場者がわかりやすさを実感できる「体験型」をテーマに、より良い社会の実現に貢献する商材やサービスなど全25製品の展示を行った。
電池不要のNFCスマートロック宅配BOX
「Smart Home」エリアに展示された中からNFCスマートロックを紹介する。
バッテリー不要でロック制御(モーター駆動)できるICを搭載し、スマートフォンで鍵の開け閉めが可能となるもので、宅配BOXに搭載して展示を行った。ボックスに配達された荷物の受け取りは、アプリを起動したスマホをかざすことで、その携帯電話がロックを開ける権限があるかどうかを暗号化技術によりチェックし開錠する。電池は不要で、スマートフォンからNFC(近接無線)で電源を供給することで電池交換のいらないバッテリーレス機構を実現している。基板も小型で、低コストでの導入を可能にした。2025年の量産化を目指している。
後付けの光学式センサーモジュールで既存ディスプレイをタッチパネルに
ネクスティ エレクトロニクスはNeonode社とのライセンス契約締結により、モニターに後付けするだけでタッチパネルと同様のモニター操作が可能となる光学式センサーモジュール製品を作製し、「Smart Factory」エリアに展示した。既存のディスプレイに後付け可能で、簡単にタッチパネルと同様のモニター操作が可能となる。従来、タッチ判定には、センサーを縦横2軸に配置して位置を感知するが、この光学式センサーモジュールは1軸のみで位置感知が可能。モジュールの構造はシンプルでコンパクトに実装できる。手袋を付けた状態や手に水や汚れが付いた状態でも操作可能で、モニターに触れない非接触の操作も可能。そのため、食品を扱いながら手軽に利用できることも大きな特徴だ。
自動運転実現後の未来へ クルマをカラオケのように歌える空間に変える車室内エンタメ
「Automotive」エリアでは「快適・楽しい車室内空間を提供!」をテーマにシンクパワー社の技術による「車で歌えるシステム」を紹介した。自動運転が実現した社会に向けて、車の中のエンターテインメント体験を提供するもの。ドライブ中に流れている楽曲の曲名検索や、歌詞表示を行う。歌詞は演奏と同期して表示され、車のナビゲーション画面やスマートフォンに表示する。特徴は「歌詞先読み機能」の実装だ。歌詞を覚えていない場合でも、演奏中のすぐ先の歌詞を音声で読み上げ、歌唱をサポートする。これにより画面を見られない運転者も歌を楽しめる。また歌詞がわかる時はオフにできる。歌詞表示の対応楽曲数は約100万曲で新曲も随時追加される。
今後、車両への導入に向けて、自動車関連企業と協議を進めていく。
【出展者情報】
会社名:株式会社ネクスティ エレクトロニクス
エリア:パートナーズパーク
ブース番号:ホール3 3H087
URL: https://www.nexty-ele.com/
出展者詳細:https://www.ceatec.com/ja/exhibition/detail.html?id=1039