CEATECニュース

リンナイ株式会社、気象警報と連動し、お湯を自動で確保する災害に強い給湯器や、オート調理で誰でも簡単に自分好みの料理が作れるコンロなど、デジタル技術を活用した、最新のガス機器を展示。

リンナイ株式会社は、災害対応機能を強化したハイブリッド給湯器「エコワン」を2024年10月21日に発売する。気象情報と連動し、気象災害等で断水や停電が起こった際、お湯が使えなくなるリスクに備えて、自動でお湯を沸き上げ、タンクに貯める機能を搭載した新しいモデルだ。その他、デジタル技術を活用した最新のガス機器として、料理のプロによる火加減調整等を再現したオート調理で、誰でも手間なくおいしい料理が作れると話題のビルトインコンロ「デリシア」が、この夏、モデルチェンジした。

業界トップクラスの省エネ性能を持ち、災害時に強いハイブリッド給湯器「エコワン」

電気ヒートポンプとガス給湯器を組み合わせたハイブリッド給湯器「エコワン」は、業界トップクラスの省エネ性能を持つ給湯器だ。各家庭で使われるお湯の量を学習し、電気とガスを賢く使い分け、必要なお湯の量だけを効率よく沸かす。１日の終わりにはタンクのお湯を使い切るよう、独自の技術によって制御されているため、無駄がない。従来のガス給湯器と比べ、給湯光熱費は約50％の削減となった。

また、電気とガスの２つのライフラインを使い分ける「エコワン」は、災害時に強い。停電してもガスが供給されている場合は、ガスのみの給湯運転によってお湯が沸き、ガスが止まっても電気が供給されている場合は、ヒートポンプが稼働してお湯を作る。さらに、電気とガスの両方が止まってしまっても、蓄電池からの供給電力のみで給湯運転が可能だ。地震などで断水してしまった時は、タンクにお湯が貯まっていれば、生活用水として使うこともできる。

最新の気象情報と連動し、停電・断水に備えて、最大360Lのお湯（生活用水）を確保

「エコワン」の最新モデルには、大雨や暴風などによる停電・断水に備えて、自動でお湯を沸き上げ、タンクに貯める機能が搭載されている。気象情報会社ウェザーニューズが配信する気象情報と、スマートフォンなどで使用できるリンナイの専用アプリが連動していて、気象警報や注意報が発令されると、タンク分の160Lのお湯を自動で確保してくれる仕組みだ。生活用水としてより多くのお湯を確保したい場合は、遠隔操作で浴槽に湯はりをすることも可能で、これにより最大360Lのお湯（生活用水）を確保できる。なお、災害時の生活用水は最低でも3日分（1人あたり30～60L）必要と言われているが、この機能により4人家族分をカバーできる。

食のプロの火加減を再現！オート調理機能が話題のビルトインコンロ「デリシア」に新機能追加

オート調理機能搭載のビルトインコンロ「デリシア」は、自動で火加減・加熱時間を調整してくれるので、料理の腕に自信が無い人でもおいしい料理が作れると話題だ。下ごしらえをした食材を調理器具に入れてボタンを押すだけで、あとはすべてコンロがやってくれる。専用アプリに掲載のレシピは、フードコーディネーターやパティシエなどの食のスペシャリストが監修。毎日の定番料理から特別な日の料理など、約760種類の中から選ぶことができる。

さらに、この夏のモデルチェンジで、連続調理と仕上がり調整が可能に。加熱時間を10秒単位で調整することで、もう少ししっかり焼きたい、もう少し食感を残して仕上げたいといったユーザーの好みに合わせてくれる。また、デリシア初のオールブラック仕様のコンロがラインアップされるなど、デザインの更なる上質化を図った。

【出展者情報】
会社名：リンナイ株式会社
エリア： General Exhibits
ブース番号：ホール7　7H501
URL：https://www.rinnai.co.jp/
出展者詳細：https://www.ceatec.com/ja/exhibition/detail.html?id=323