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NECグループ、立ち止まることなく即時・多人数認証システムによって混雑緩和

General Exhibits

2024年10月17日(木曜日)
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NECグループは、公共施設などにおける入場時の混雑緩和の実現に向けて、生体認証技術により立ち止まることなく一度に多人数を認証するシステムを展示。
インバウンド需要の急増を背景に、入場エリア内の人物をスピーディに検出するだけでなく、混雑下でもその人物を継続して認識し続け、施設側と利用者の負担を軽減する。

全景

立ち止まらない顔認証

リアルタイムに多人数を同時に認証することにより、利用者が立ち止まらずに通行でき、認証の効率性が向上する。空港、アミューズメント施設といったさまざまな利用シーンで混雑緩和、業務効率化を目的としている。カメラ一台の画角に収まる範囲の人数は20人ほど。一度顔を認識した人物は後ろを向いていても認証可能だ。サングラスやマスクで顔の一部が隠れていても認識する精度を誇る。多人数が立ち止まらずに自然に歩きながらでも検出することができるため、1分間に100人のリアルタイムな認証を実現する。
ブース内ではカスタム機能として、認証後の誘導装置を取り付けたレーンを設置。認証済みの人間は「左へお進みください」という矢印、認証が済んでない人間は「右へお進みください」という音声と共に誘導される。
実際にレーンを通ってみると、顔を隠してから数秒で認識、レーン誘導へとスムーズに行われた。

顔認証カメラ

手軽な導入コスト

手のひらサイズの小型端末とカメラ1台から導入が可能。これにより様々な場所で導入でき、コスト面も効率が上がる。さらに幅広いケースでの活用も可能だ。
ブース内ではARグラスとの組み合わせで展示。着用者の視線そのものが顔認証システムになり、レンズには認証情報が映し出される。

アイウェア

2024年7月にNECがシステムをNEC本社ビルに導入。従来、社員証をかざして解錠していた自動ドアを、利用者は歩きながら顔認証することで、手ぶらで通過が可能となった。
さらに、利用者が左右どちらの扉に向かったのかシステムが判断し、通過する扉を解錠することも可能とした。

【出展者情報】
会社名:NECグループ
エリア:General Exhibits
ブース番号:ホール4  4H125
URL:https://jpn.nec.com/
出展者詳細:https://www.ceatec.com/ja/exhibition/detail.html?id=200

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