CEATECニュース

株式会社ジャパンディスプレイ(JDI)、様々な素材の表面をタッチパネルへ変貌させるインターフェイス ZINNSIA(ジンシア)の体験デモを実施

General Exhibits

2024年10月11日(金曜日)
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同社が開発した、ZINNSIA(ジンシア)は、様々な素材をタッチ可能なものとする革新的なインターフェイス。木材、大理石、革、布、石膏ボードなど、これまでセンサーとして使用することが難しかった素材でも、指や人の動きを検知することができる。同社ブースで、これまでにないデザインとセンシング体験を実感してみてはどうだろう。

様々な素材をタッチ可能なものとする革新的なインターフェイス

様々な素材の表面をタッチパネルへ変貌させるインターフェイス ZINNSIA(ジンシア)

同社が開発した技術「ZINNSIA(ジンシア)」は、同社独自のディスプレー技術とセンサー技術を応用している。フレキシブルプリント回路基板(FPC)にパターンニングしたもので、スマートフォンのタッチパネルと同じ静電容量方式で動作する。これまでタッチコントローラ(タッチパネル)は、スマートフォンやタブレットなどスクリーン上で操作してきたが、「ZINNSIA」は、様々な素材をそのままタッチコントローラへと変貌させる事が出来る。対応できる素材は絶縁体であれば、ほぼどれでも対応可能としている。 木材、大理石、革、布、石膏ボードなど、これまでセンサーとして使用することが難しかった素材でも、指や人の動きを検知することができるという。これまでセンサーとしての応用が難しかった素材でも活用できる上、折り曲げも可能なため、デザイン性や用途が大きく広がる。軟質材料ではX/Y/Z軸の3軸で、木や石などの硬質材料ではX/Y軸の2軸で動きの検知が可能だ。担当者によると「材質によるものの、木材であれば10cmほどの厚さでも問題なく検知できる。」という。製品のデザインを損なうことなく、またはタッチパネルの存在を意識しないセンシングが可能となる。

ZINNSIAをさまざまな用途のデモを体験してみた。

CEATECニュースとして、同社が、既に公開している数々の活用事例の一部を体験してみた。今までに味わった事のないユーザー体験(UX)が得られ、驚きも高く、まるでテーマパークにいる感覚というのが正直な実感だった。様々な活用事例を体験したが、ここでは、数例にとどめざるを得ない。同社ブースで「ZINNSIA」の活用例のデモが行われるので、体験してみてはどうだろう。同社が公開している、活用事例の一部として、例えば「木製デスクライトの事例は、インテリア製品やおしゃれなステルス家電、ガジェット製品に対し、非常に相性が良い。操作方法として、木の天面を手のひらで軽く長押しする事で照明が点灯、更に天面の上で手のひらを開いたり、閉じたりすることで照度が変化する」。またイラストインターフェイスでは、写真1のように、「部屋の間取り図上で目的の部屋をタッチするとその部屋のライトが点灯する」。別のイラストボードと取り換えると「ボードに描かれたイラストを触ると、そのイラストに応じた音声が出力される」。など全く違うアプリに切り替わる。他にも「ゲーム用途としてバランスボードへの応用やぬいぐるみロボットなども想定する。ロボットに装着すれば、より高感度の手触りの識別ができることから、人との豊富なコミュニケーションの広がりも期待できる」など多種多様な活用が期待できる。

自宅の間取り図をタッチすると指定の部屋のライトが点灯

観葉植物だってタッチパネル化することができるZINNSIA

観葉植物の葉に触れると、触れた場所に応じてさまざまな音声が再生される。植物の葉に触れると、電位に揺れが生じる。ZINNSIAがその電位の揺れを検知し、あらかじめ設定しておいた対応する音声を再生する仕組みだ。実物は同社ブースにてデモされる。
※観葉植物をタッチパネル化するデモ映像
https://www.youtube.com/watch?v=bbuTeUfk3iQ&t=15s

観葉植物の葉がタッチパネルに変貌

【出展者情報】
会社名:株式会社ジャパンディスプレイ
エリア:General Exhibits
ブース番号:ホール4 4H192
URL:https://www.j-display.com
出展者詳細:https://www.ceatec.com/ja/exhibition/detail.html?id=199

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