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ソニーグループ、海洋環境の可視化をめざし3Dセンシング技術と水中ドローンで挑戦

General Exhibits

2024年10月9日(水曜日)
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ソニーグループでは、高度なセンシング技術を地上だけではなく海にも展開し、海洋環境の可視化※を目指す研究を、北海道大学と株式会社FullDepthと共同で進めている。地球表面の約7割を占める海洋は陸上とは異なり、人間が直接見ることのできない部分が多く、なかなか調査や研究が進まなかった領域である。こうした状況を受け、アマモ場・海藻藻場(ブルーカーボン生態系)の変化を解明するための実証実験を北海道東部の厚岸湾で行なっている。

水中ドローン

リアルタイムでミリ単位の3Dセンシングが可能

FullDepthの市販ROVにソニーのセンシングカメラを搭載したオリジナル装置(水中ドローン)に、撮影画像を解析して周辺環境のリアルな3Dモデルを再構築する「三次元環境センシング技術」を実装。この装置により藻場をリアルタイムでミリ単位のセンシングができ、3D形状が1ミリ以下の誤差で計測できる。このプロジェクトが目指すのは、海中を情報化し、藻場の地図を作り上げること。地球環境問題の解決だけではなく、堤防や洋上発電などの設備点検など、広く海の環境を守ることに応用していきたいと考えているという。
CEATEC 2024では、海中に生息する海藻やサンゴを、ソニーのイメージセンサーと3次元空間センシング技術を搭載した水中ドローンで把握し、センシングデータを活用して3Dモデルの生成を行った実証実験の様子を紹介する。
※ 北海道大学と株式会社FullDepthとの共同研究。水中ドローンはFullDepth社の製品を活用している。

水中ドローン

【出展者情報】
会社名:ソニーグループ株式会社
エリア:General Exhibits
ブース番号:ホール8 8H405
URL: https://www.sony.com/ja/

General Exhibits

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