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株式会社Makino、世界最高の磁束密度と軟磁気特性を兼ね備えた革新的軟磁性材料 【M alloy (エム アロイ)】の詳細をCEATEC 2023で紹介

スタートアップ&ユニバーシティ

2023年10月16日(月曜日)
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2009年に東北大学牧野研究室において、軟磁性材料分野で長年希求され、従来は両立が非常に難しいとされてきた高い磁束密度と優れた軟磁気特性、低損失特性を兼ね備えた新しいFe基ナノ結晶材料(FeSiBPCu)が世界に先駆けて開発された。
先の発明から12年を経て、安価な工業用材料を使用し、安定的に大量生産可能で、研究室レベル以上の磁気特性を持つ革新的軟磁性材料【M alloy (エム アロイ)】が誕生した。株式会社Makinoにて材料製造方法とナノ結晶化熱処理技術の確立に成功したとして注目を集めており、詳細がCEATEC 2023で紹介される。

自動化された単ロール液体急冷法による連続大量生産が確立されている

■安定的に大量生産可能で、研究室レベル以上の磁気特性を持つ【M alloy (エム アロイ)】 が誕生し、社会実装への準備が整った

M alloyは従来材料より磁場に対する応答が早く、小さな磁場で大きく磁化され反転されやすいため、軟磁気特性が良い。磁束密度が大きいということは、単位面積当たりの磁束量が大きいので、磁界が大きく磁力が強いという特長がある。
現在、小型部品用として完成しており、その知見を基に幅広材を開発し、広範な電子部品群への適用、さらには大型のモータ、トランスへの適用を目指している。
本材料をコア材とすることで、電子部品においては35~70%の小型化、モータやトランスにおいては、磁心損失が1/20~1/5に低減され、大幅な効率化、省エネ化や小型化が可能となる。
ナノ結晶軟磁性合金M alloyは、現在の社会的課題である省エネの実現、温暖化ガス削減を可能とする材料であり、通信・発電・照明産業等あらゆる分野に適用でき、発展性は限りなく大きい。
また、同社はM alloyの技術とポテンシャルが評価され、政府研究開発プロジェクトにも採択されており、「広範な製品に用いることのできるM alloyで軟磁性材料分野において新たなイノベーションを起こし、カーボンニュートラル社会実現へ貢献していく」としている。

M alloyの位置づけ
従来材料とのヒステリシス曲線の比較

●ピッチステージにてプレゼンテーションを実施

10月19日(木) 15:40~15:50 ホール5:ピッチステージにてプレゼンテーション実施
経済産業省Go-Tech事業採択企業
「超低損失軟磁性材料(M alloy)を用いた省エネ磁性部品群の開発による脱炭素社会への貢献」

出展者情報

会社名:株式会社Makino
エリア:スタートアップ&ユニバーシティ
ホール4 ブース番号:S116
URL:https://www.akmakino.com/
出展者詳細:https://www.ceatec.com/ja/exhibition/detail.html?id=275

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