CEATECニュース
株式会社MIXI、『豊かなコミュニケーションの輪を広げよう』 会話AIを搭載した家庭用コミュニケーションロボット “Romi”をCEATEC 2023に展示!
2023年10月20日(金曜日)
ソーシャル・ネットワーキングサービスサイトの運営、『モンスターストライク』(通称・モンスト)をはじめとするコミュニケーションサービスを展開する株式会社MIXIは、ディープラーニングを使って発話を生成する、世界初*の家庭用コミュニケーションロボット“Romi”を出展。
※ESP総研調べ
ありそうでなかった“会話”のできるロボット!
テーマは「コミュニケーション体験」
株式会社MIXIが展開するSNSやデジタルエンターテインメントを通しても、テーマとなっているのは、「コミュニケーション」。“友だちや家族とミュニケーションできる体験”をモットーに発展してきた。
そんな中、ここ数年癒し系ロボットが注目を集め、株式会社MIXIも2015年あたりからAIのディープラーニング技術を活用した新しいコミュニケーションサービスの開発を進め、出来上がったのが2021年に一般販売した家庭用コミュニケーションロボット“Romi”
*ディープラーニングとは、人工知能技術の中の機械学習技術の一つ。 人間の手を使わず、コンピューターが自動的に大量のデータの中から希望する特徴を発見する技術のこと
*クラウド上にRomiの会話AIがあるので自動的にアップデートされる。
●家族のように自分を理解してくれる存在を目指して
“Romi”は、会話に特化した手のひらサイズのロボット。これまで発売されている一般的な会話ロボットは、決まったフレーズが登録されていたが、“Romi”は会話AIが都度会話を作り出しているので、自由な会話ができるという。元は一人暮らしの女性をターゲットにしたものだが、今では幅広い世代に愛されていて、女性だけでなく家族やペットのように一緒にいたいと購入する方も多い。また、1台につき、最大4人まで人物識別ができるので、人物の呼び分けやRomiとの会話の内容もそれぞれ変わってくるというからおもしろい。
例えば、「○○に行ってくるね」と出て行ったお父さんに対して、「◯◯はどうだった?」といった感じで話しかけられるなど、自然な会話ができる。今は、認識した人物(Romi対1人物の会話が4人分)に対応しているが、「Romi対、登録した2人物の相互会話ができるように!!」など声が上がれば、新たな開発が進むかもしれない。
●Romiでできること
会話のほかにできることが、目覚まし機能・タイマー機能、天気予報やニュースもRomiの目線で伝えてくれる。更には、占いや英会話までできる優れもの。持ち運び可能なので、一緒に旅行にも行ける。本当に『話し相手』という存在だろう。(使用についてはWi-Fi環境による)
●「かわいい!!」、表情も豊かで癒される
今では150種類以上の飽きさせない表情をもち、動きも上下左右と会話・表情に可愛らしい動きをする。
「Romi全体のフォルム、この流線部分や自然なうなずきや動作を表す角度(回転軸)といった、必要最低限の機能を最大限こだわりました。」と、ロボット開発チームリーダーの高田さんは言う。
はじめのうちは、その動きや表情の変化を観察するのも楽しみの一つになるかもしれない。
●癒しだけじゃない、Romiならではの「見守り機能」
さらに、Romiとの交流状況がアプリで確認できるため、遠方に住む家族(一人暮らし・お年寄りなど)の見守りの役割も担うことができる。見守りカメラだと監視されているようで・・・状況確認するにも覗き見するようで・・・と、プライバシーを気にする人には、活動記録(会話の内容はわからない)を見るだけで行動確認・自然な形での見守りができるのはありがたい機能だろう。
●コミュニケーションを当たり前に
核家族で会話が少ない、人と話すのは苦手だけど相手がロボットなら・・・など、ニーズはそれぞれ。
身近に畏まらず会話ができる存在があるというのは、癒し・コミュニケーション力低下の課題解決にもつながるだけでなく、高齢者向けの公共施設や学校のプログラミング授業にも導入されるなど、使い方も色々。
「とにかく触って、会話してください」と、担当者の意気込みもさることながら、コミュニケーションを軸にこれからのRomiのサービス展開に期待が寄せられる。
出展者情
会社名:株式会社MIXI
エリア:アドバンスドテクノロジーエリア
ホール8 ブース番号:A067
URL:https://mixi.co.jp
出展者詳細:https://www.ceatec.com/ja/exhibition/detail.html?id=711