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株式会社大林組、「建設段階のデジタルツイン基盤 CONNECTIA 活用による現場DX実現」 CEATEC AWARD コ・クリエイション(共創)部門グランプリ受賞
2023年10月19日(木曜日)
株式会社大林組(以下、大林組)は、現場と協力会社の職長ら向けに、施工計画業務の効率化、シミュレーション、その結果の共有を行える、土木・建築業界における3次元モデルをベースとしたデザインコラボレーションツール「CONNECTIA」を展示。
3Dモデルをベースにした直感操作で情報共有
大林組が開発する建設現場のデジタルツインアプリ「CONNECTIA」は、建設現場を地形データや都市モデル、設計データ、点群データなどを用いてコンピュータ上で完全に再現し、実際に現場に投入される建設機械や設備を配置、実際の運用をシミュレーションすることが可能。
例えば、既存の建物や架空線などの現場環境を事前に把握しておくことで、機材の配置や稼働範囲をどの様に設定するかなどを確認、最適な施工を実現する。
誰でも簡単に3Dモデルを使った情報共有
ゲームエンジンであるUNITY(ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社)をベースとしている為、大規模な3Dモデルでも快適な操作、表示を実現。
地形などの静的データに加え、位置測位センサーから取得した建設機械や車両、人の位置などの動的データをリアルタイムに表示。建設機械、人、カラーコーンなどを3Dモデルに配置して施工計画作業を効率的に行うことができるように。
さらに、モデル上の任意の場所にコメントや写真等のデータを紐づけることで、関係者間で施工状況や指示内容を共有可能。
現在は開発段階ではあるが、現時点で15現場での試行実験的に導入され、現場から得られる意見を随時フィードバック。今後は建設業界全体に普及・展開を目指す。
出展者情報
会社名:株式会社大林組
エリア:パートナーズパーク
ホール6 ブース番号 P005
URL:https://www.obayashi.co.jp/
出展者詳細:https://www.ceatec.com/ja/exhibition/detail.html?id=212