CEATECニュース
レーダー探査+解析により地下埋設物情報を可視化する、日立製作所の「地中可視化サービス」
2023年10月16日(月曜日)
日立ブース全景
上下水道、道路、橋梁などの社会インフラの老朽化が急速に進む一方で、熟練作業員の減少が進行しており、従来通りの維持管理が困難になってきている。こうした課題に対するひとつの解決策として、日立製作所では、地中のガス管や水道管といった埋設物の位置や寸法などの情報を可視化・管理する「地中可視化サービス」を上下水道・ガス・電気・通信などインフラ事業者や施工・設計業者向けに提供している。
応用地質株式会社の地中レーダー探査装置で地下を探査し、日立製作所の Lumada ※の AI 解析技術を用いて埋設物情報を2次元・3次元データで広域かつ高精度に可視化し、プラットフォームで一元管理・提供する。このサービスの導入により、既存の埋設物情報の収集が容易になり、現場での実物確認が効率化し、埋設管損傷事故や工期遅延発生のリスク低減を可能にするという。
日立製作所では社会インフラ全体を対象に、複数の業務にかかわる現場データを価値データに変換して統合管理するデータエコシステムの確立を進めている。CEATECでは、将来的な施工自動化、業務のデジタルトランスフォーメーションから環境価値の創出も視野に入れた、「地中可視化サービス」をはじめとする取り組みを紹介する。
※Lumadaは、お客さまのデータから価値を創出し、デジタルイノベーションを加速するための、日立製作所の先進的なデジタル技術を活用したソリューション・サービス・テクノロジーの総称。
出展者情報
会社名:株式会社日立製作所
エリア:アドバンスドテクノロジー
ホール 8 ブース番号:A015
URL:https://www.hitachi.co.jp/about/events/ceatec2023/
出展者詳細:https://www.ceatec.com/ja/exhibition/detail.html?id=124