CEATECニュース
株式会社HoLo360の空中映像コントローラは、お手持ちのアプリケーションを修正なしで非接触操作できる。
2024年10月17日(木曜日)
新世代のコントローラは、医療や工場現場での感染症予防をはじめ、様々なシーンで役に立つ。
■空中映像コントローラの魅力
株式会社HoLo360は、デジタルの顧客体験を提供している企業だ。
ブースに展示されている空中映像コントローラは、空中に浮かんだ映像を赤外線センサーにより、非接触で操作できるのが最大の特長と言える。例えば、医師が手術中に患者の患部を自分で詳細に確認したい場合、従来だと補助をする医師や看護師が患部映像を操作するサポートをしていたケースが多いかと思うが、この空中映像コントローラを使えば、医師自らが空中に浮かんだ映像に触れるだけで、既存のアプリケーションと連動でき、納得のいくまで自らが映像を確認できる。医療の世界は、清潔領域・不潔領域がはっきりと分けられており、特に手術中の医師が触れられる部分は限られている。こうした現場での課題をクリアできるのも、空中映像コントローラならではだ。
また、これまではタッチパネルで画面を操作していてもスクロール操作ができなかったが、この空中映像コントローラなら、画面上のスクロール操作が可能だ。さらに、空中映像コントローラ1台に対して、複数のソフトウェア(画面)に対応できるのも今後の大きな利点になるだろう。他方、工場などでも空中映像コントローラは役に立ちそうだ。
食品製造の過程や油汚れなどによって手や手袋が汚れ、パソコンやボタンに触れられない場合でも、空間に浮かんだ映像にタッチするだけで作業をそのまま進めることができる。空中映像コントローラに関連する技術は特許出願中で、今後は海外展開も視野に入れているとのことだ。
【出展者情報】
会社名:株式会社HoLo360
エリア:General Exhibits
ブース番号:ホール6 6H106
URL:https://holo360.co.jp/
出展者詳細:https://www.ceatec.com/ja/exhibition/detail.html?id=1127