CEATECニュース

NEC ベクトルアニーリング活用で業務効率化の効果を実証
「CEATEC AWARD 2022」トータルソリューション部門 準グランプリ受賞

トータルソリューション

2022年10月31日(月曜日)
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ブース外観

日本電気株式会社(NEC)は、ベクトルアニーリング(疑似量子アニーリング)による社会課題解決の取り組みとして、量子コンピューティングを活用し、自社グループ会社における業務効率化の効果を実証。
量子コンピューティング活用の実用例が少ない中で、今年度から実際の業務での継続利用の開始が決定するなど、技術の市場性が評価され「CEATEC AWARD 2022」トータルソリューション部門の準グランプリを獲得。
「ローカル5G小型一体型基地局 UNIVERGE RV1200」での同アワード「総務大臣賞」に続くダブル受賞となった。

保守部品配送効率最適化

●自社グループ会社の配送コストを最適化

政府が2030年に量子技術の国内利用者を1千万人に広げる目標を掲げるなど、量子関連技術の活用が進む中、量子コンピューターは、多様化するビジネスの場面に存在する様々な課題の解決に大きな期待を寄せられている。
たとえば、配送距離・時間・コストの最小化を目指す配送計画、スキル・労働条件を満たす勤務シフトの計画の立案などで、量子コンピューターは高速で最適な答えを導くことが可能だ。
NECはICT機器保守サービスを提供する自社グループ「NECフィールディング」において、量子コンピューティングを活用し保守部品配送コストを最適化。
また30%の効率化を見込めるとして東京23区内の保守部品配送を対象に2022年10月からの本格導入が決まった。

量子コンピューティング適用領域の広がり

●従来では困難な最適化問題を量子コンピューターが解決

出展ブースでは、大容量の高速メモリと高速行列計算を可能とするベクトル型スーパーコンピューター「SX-Aurora TSUBASA」の展示と共に、量子コンピューターの活用例として【広告/公共/インフラ】【製造】【交通/物流】【金融】【素材開発/創業】の5つの軸を例に紹介。

担当者は「従来では困難だった課題の解決が量子コンピュータの導入で可能になる。CEATEC2022では、諦めていた問題を見直し、再検討する機会にしてほしい」と話した。

準グランプリ

出展者情報

会社名:NEC
エリア:トータルソリューション
小間番号:ホール7 T011
URL:https://jpn.nec.com/
出展者詳細:https://www.ceatec.com/ja/exhibition/detail.html?id=331

トータルソリューション

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