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「14」の環境に貢献するテクノロジーを紹介!ソニーの“バーチャルプロダクション”で、より自由な発想、創造を。

トータルソリューション

2022年10月21日(金曜日)
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ソニーグループは「ずっと、地球で感動を分かち合うために。」をテーマに、東京大学とJAXAと共同開発した「STAR SPHERE」や電気自動車「VISION S」など14の環境に貢献するテクノロジーを中心に紹介。

同社は、感動と人を軸とした多様な事業を推進している。人々が感動で繋がるためには、安心して暮らせる社会や健全な地球環境があることが前提だと考え、社会・環境に対する「責任」を果たし、技術や事業を通じた「貢献」を重視している。

そこから「地球・社会・人」という3つの視点でブースを展開しているが、その中の「人=PEOPLE」の視点の取り組みに、竹とサトウキビ、市場回収したリサイクルペーパーから作った紙素材「オリジナルブレンドマテリアル」がある。
ブース内をよく見ると、ソニーのロゴパネルや、テーブルや棚、ブースを囲むカーテンに至るまで、この「オリジナルブレンドマテリアル」の紙素材を使用されている。

ソニー ブース
ソニー ロゴの段ボール

「社会=SOCIETY」の視点からは、Crystal LEDディスプレイとデジタルシネマカメラ『VENICE』を使用した「バーチャルプロダクション」。
これは被写体と背景3DCGをリアルタイムで合成する新しい映像制作技術で、スタジオ撮影でもロケ撮影をしているかのように見える。

従来の合成は、グリーンバックという緑色の背景に映像を合成するクロマキー合成という手法を使い、撮影後に合成処理の時間が必要となるが、「バーチャルプロダクション」の利点は、目の前の光景をそのままカメラで撮影することで合成が完了するため、ポストプロダクションに要する時間が軽減されるほか、水面越しの透過表現や、映り込みの撮影が容易であることなどが挙げられる。

また「社会=SOCIETY」に「バーチャルプロダクション」を展示している理由は、撮影のためにロケ地へのスタッフの移動、現地での発電機の使用などにかかるエネルギーが不要となり、CO2排出を削減にも貢献できること。

より効率的にイメージを形にする「バーチャルプロダクション」の技術により、時間、場所のコストカットはもちろん、ロケの代替品ではなく、クリエイターの創造性を発揮し、自由な動画クリエイティブの可能性が広がると考えられる。

ソニー バーチャルプロダクション

出展者情報

会社名:ソニーグループ株式会社
エリア:トータルソリューション
小間番号:ホール8 小間番号 T044
URL:https://www.sony.co.jp
出展者詳細:https://www.ceatec.com/ja/exhibition/detail.html?id=1815

トータルソリューション

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