CEATECニュース
東京大学 五十嵐研究室、自動運転車の意図を伝える「目」を持つ自動運転車を提案
2022年10月20日(木曜日)
東京大学五十嵐研究室では、計算機を使いやすくするためのユーザインタフェース、および形状モデリングを中心としたCADやコンピュータグラフィクスの研究を行っている。大学院は情報理工学系研究科 コンピュータ科学専攻、学部は理学部 情報科学科に属している。CEATEC同研究室ブースでは、研究成果の紹介とデモとして、『Gazing Car(目のある車)プロジェクト』のプロトタイプと機械学習モデルによる人物追従技術を組み合わせ、来場者を自動的に目で追うデモが披露され注目を集めている。
「自動運転車の社会実装に向けては多くの研究開発が行われているが、課題の一つに、周囲の道路利用者との意思疎通の難しさが挙げられる。人間の運転する車両であれば運転者とのアイコンタクトによってある程度、運転者の意思を推測できるのに対し、自動運転者ではそのようなコミュニケーションがとれず、道路利用者が自動運転車の意図を推測することが難しい」と話す。
東京大学大学院情報理工学系研究科のチャン チアミン特任講師、五十嵐健夫教授を中心とした研究グループは、自動運転車に付けた「目」による視線の提示によって自動運転車の意図を周囲の道路利用者に伝えることで、安全性を向上できる可能性があることを実験によって示した。
自動運転車の「意図」をアイコンタクトで伝える「目」を模したeHMI(外部情報提示装置)の提案、実機開発、および歩行者へ与える効果の検証 (目的・用途) 自動運転車の社会実装に向けて多くの研究開発が行われている。CEATEC同研究室ブースでは、研究成果の紹介とデモとして、このプロトタイプと機械学習モデルによる人物追従技術を組み合わせ、来場者を自動的に目で追うデモが披露されている。
出展者情報
会社名:東京大学 五十嵐研究室
エリア:スマート x インダストリー
小間番号:S015
URL: User Interface Research Group - IGARASHI Laboratory (u-tokyo.ac.jp)
出展者詳細: https://www.ceatec.com/ja/exhibition/detail.html?id=332