今回展示したソリューション例として、mapxus Driven by KawasakiTM(マプサス・ドリブン・バイ・カワサキ)がある。これは、Wi-Fi電波活用により、屋内外シームレスで手軽に位置情報を提供できるもので、屋内や地下街でも正確な位置がわかるため、目的地に迷わず向かえるように屋内ナビゲーションとして使用できるサービス。
既にこのサービスは、一部の商業施設や空港では導入されていて、今後も、鉄道・地下街などにデジタルマップとナビゲーションを提供し、利用者のスムーズな移動を支援するような用途での活用が想定されている。
■様々なソリューションとの組み合わせで、業務の効率化を図る
法人向けの展開案として、工場やオフィスでの活用が期待できる。例えば、mapxus Driven by KawasakiTM とネクスティエレクトロニクス社が展開するZEROKEYを併用すると、mapxus Driven by KawasakiTMの技術で屋内外エリアの従業員や来訪者の位置情報管理をより高精度に行い、ZEROKEYのサブセンチメートル級の高精度を誇る超音波測位技術で工場や倉庫内など特定されたエリア内のより細かい動きを可視化。そのデータを一つのプラットフォームで構築することにより、“見る・測る・分析する”が一元管理できるようになる。
また、人やロボットの行動を可視化・分析されたデータは、働き方改革と人手不足の解消に直結する。この知見が、持続可能な業務効率化を実現し、社会課題の解決に貢献する。
■mapxus Driven by Kawasaki™とKotozna株式会社のAIコンシェルジュのコラボが生む未来
同社は、今回のCEATEC 2025でmapxus Driven by KawasakiTMとKotozna ConcierGAIを応用したAIコンシェルジュの実演デモンストレーションを実施。CEATEC会場内のブース最短経路の検索などを体験することができた。このAIコンシェルジュは、音声による質問や画面上の質問項目をタップすると、連携している施設マップと目的地までの最短経路案内を表示する。さらに、案内図に表示されたQRコードをスマートフォンで読み取ることで、ナビゲーションを受けることも可能で、スマホをナビにそのままシームレスな移動体験が可能に。今回のような大規模なイベント会場や図書館、病院など、様々な大型施設での新たな体験価値を創造する。