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三洋化成工業株式会社、「におい・かおり識別装置『FlavoTone®』シリーズ」をCEATEC 2025に出展

General Exhibits

2025年10月17日(金曜日)
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三洋化成工業株式会社は、2年連続で匂いセンサー「FlavoTone(フラボトーン)」シリーズを展示する。匂いや香りをデータや数値で可視化。特定のにおいだけでなく、複雑なにおいを可視化することで新しい価値を創出するソリューションを提案。実機を置き、デモを通じて匂いセンサーの特徴を訴求する。

■3つの観点で新しい価値を生み出す

三洋化成工業の匂いセンサー「FlavoTone(フラボトーン)」は複雑な多様なにおいを可視化。
においによる『品質管理』『モニタリング』『特性比較』の3つの観点から訴求する。
今まで人の鼻を頼りに品質を判定していた部分を、デバイスを使用することでブレを軽減。職人技で判断していたところを一元化。デバイスを使い客観的に判断する視点での『品質管理』を提案する。
2つ目の『モニタリング』の観点は、工場排気が問題になるシーンにおいて小型のデバイスが有効。工場の敷地境界に配置することで、トラブルがあった際にスタッフが駆けつけるのではなく、常時においをモニタリングすることで脱臭対策自動化への応用が可能となる。
3つ目の『特性比較』の観点では、データから独自の特徴量を抽出。食品特有の香りが数値化でき、正確かつ客観的に比較が可能になる。
例えば、ワイン販売の場合。果実味、三位、渋み、香り、アルコール感など味わいの構成要素の香りに現れる特徴をデータとして捉え、レーダーチャートなどで可視化、テイスティングサポートに役立てることで販売促進のツールとなる。

■わかりやすく表現するデバイス

人の嗅覚と同様のメカニズムが採用された「FlavoTone(フラボトーン)」に採用されている検出素子によって電気信号の変化を解析。アプリケーションによってパターンを認識。細かいデータではなく、「ひのきのかおり」「ゆずのかおり」といった具体的でわかりやすく表現することに重きを置いている。実際に検出素子をブースで見ることができるのだが、かなり小さいことがわかる。
検出素子は樹脂と導電材で作られている。三洋化成は元々樹脂を得意とした会社で、今までに培ってきたノウハウを使い、強みとして最大限に活用している。
従来、職人の経験による部分を数値化することで新しい価値を創出するソリューションを提案する。

【出展者情報】
会社名:三洋化成工業株式会社
エリア:General Exhibits
ブース番号:ホール3 3H214
URL:https://www.sanyo-chemical.co.jp/
出展者詳細:https://www.ceatec.com/nj/exhibitor_detail_ja?id=1700

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