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三菱電機株式会社、従業員同士の言語の壁を解決する「MelBridgeしゃべり描き翻訳」を展示。

General Exhibits

2025年10月15日(水曜日)
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三菱電機株式会社は、生産現場における外国籍従業員との円滑なコミュニケーションの実現に向けて、話した言葉をタブレット端末の画面上に翻訳して表示することで正確な情報伝達を可能とし、作業品質や安全性の向上などに貢献するサービス「MelBridge(メルブリッジ)しゃべり描き翻訳TM(以下、しゃべり描き翻訳)」を展示する。

「MelBridgeしゃべり描き翻訳」を使ってコミュニケーションを行う様子

生産現場における円滑なコミュニケーションを実現し、作業品質・安全性の向上に貢献

少子高齢化に伴う労働人口不足の深刻化により、さまざまな分野で外国籍労働者の雇用が拡大。一方で、従業員同士のコミュニケーションには言語の壁があり、特に難しい専門用語の多い生産現場においては、品質や安全に関する遵守事項や作業指示などが外国籍従業員に正しく伝わらず、その結果、生産ロスの増加や品質低下、教育時間の増大、不安全行動による労働災害の増加などが課題となっている。

三菱電機は、多くの外国籍従業員が働く生産現場向けの製品として、2025年4月に、工場での朝礼など大人数が参加する場での円滑な多言語コミュニケーションを可能とする「MelBridge 翻訳サイネージ」を発売した。今回展示するウェブアプリケーション、「しゃべり描き翻訳」は、1対1などの少人数でのコミュニケーションにおいて、話した言葉を、タブレット端末などの画面上に相手が理解できる言語に翻訳して表示する。

「しゃべり描き翻訳」の特長

画面に表示した画像や書類に、話した言葉を翻訳した「文字」として挿入することで、視覚的に情報伝達をサポートする「しゃべり描き機能」や、話した内容をリアルタイムで翻訳しながらチャット形式で画面に表示する「トランスクリプト機能」などにより、母国語が異なる従業員同士のスピーディーで円滑なコミュニケーションを可能に。さらに、生産現場特有の専門用語や社内用語などを登録できる「翻訳辞書機能」や「音声認識辞書機能」を組み合わせることで、外国籍従業員の理解度向上や作業ミスの予防などにも貢献する。

しゃべり描き翻訳の使い方
図面上に話した言葉を表示して説明
しゃべり描き機能・トランスクリプト機能を組み合わせて安全教育を実施
翻訳した文字を母国語に再翻訳する「翻訳・折り返し翻訳機能」により誤翻訳を削減

生産現場における作業品質と安全性向上に貢献

三菱電機は、2016年に「しゃべり描きUI」を発表して以来、本技術を活用したBtoC向けサービスの開発およびライセンス提供を行ってきた。「しゃべり描き翻訳」は、三菱電機がこれまでに培ってきた知見をもとに、多くの外国籍従業員が働く生産現場をターゲットとしたBtoB向けサービスとして、自社工場での実証実験や市場調査などを通じて、生産現場に適した機能の追加やUIの改善などを実施してきた。
三菱電機は、従業員同士のコミュニケーションの活性化に資する「しゃべり描き翻訳」の提供などにより、生産現場における作業品質と安全性向上に貢献する。

【サポート対象端末(OS)】
Androidタブレット(Android OS)/ iPad(iOS)/ PC(Windows OS)

【翻訳言語】
日本語(日本)、英語(アメリカ)、韓国語(韓国)、インドネシア語(インドネシア)、オランダ語(オランダ)、スウェーデン語(スウェーデン)、スペイン語(スペイン)、タイ語(タイ)、タミル語(インド)、チェコ語(チェコ)、デンマーク語(デンマーク)、ドイツ語(ドイツ)、トルコ語(トルコ)、ハンガリー語(ハンガリー)、ヒンディー語(インド)、フィンランド語(フィンランド)、ベトナム語(ベトナム)、ベンガル語(バングラデシュ)、ポーランド語(ポーランド)、ポルトガル語(ブラジル)、ポルトガル語(ポルトガル)、ロシア語(ロシア)
以上、計22言語(今後、拡充予定)

【出展者情報】
会社名:三菱電機株式会社
エリア:General Exhibits
ブース番号:ホール 4 4H050
URL:https://www.mitsubishielectric.co.jp/ja/
出展者詳細: https://www.ceatec.com/nj/exhibitor_detail_ja?id=1637

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