CEATECニュース
慶應義塾大学 ハプティクス研究センター、「ロボットは人手不足解消の鍵となるか?」をテーマに 力触覚制御技術である「リアルハプティクス」の基本と最新成果を紹介。
2025年10月8日(水曜日)
現場での人手不足が喫緊の課題となっている現代社会で、ロボット・AI分野では日々目まぐるしい程のスピードで多くの研究成果が発信されています。ロボットは本当に人のような臨機応変さと適応性を獲得し、人手不足解消のキーファクタ―と成り得るのか。ブースでは、「慶應義塾大学が開発した力触覚制御技術である「リアルハプティクス」の基本と最新成果を紹介すると共に、ロボットが目指すべき将来像を示します。ぜひ、展示ブースでご体験くださいとしている。
■「力加減をデジタル化するリアルハプティクス」協働ロボットと汎用多関節ハンドが実現する、高適用・高汎用な自動化ソリューションとは。
一般的に、産業用ロボットも工場で人間と協働作業ができるように、人間の関節に近い構造を持つロボットも開発され始めている。しかし、ロボットの脳となるAIに、ロボットの筋肉となるモーターなどを直結させても、人間のような動作をさせることは難しいと言う。慶應義塾大学 ハプティクス研究センターでは、ロボットの脳と筋肉を結びつける神経のような働きをする、リアルハプティクス(力触覚)技術を開発。神経を組み込むことでロボットに触覚を与え、ロボット自らが力加減を制御して、人間が行うような非定型の作業にも対応させようとしている。
ブースでは、繊細な触覚を再現する「リアルハプティクス」と高精度なロボットハンドを組み合わせた協働ロボットシステムが紹介される。ロボットが接触した時に感触が手元に伝わるため、安全かつ簡単にロボットの遠隔操作や自動化を実現した。
■協働ロボット遠隔操作・自動化ユニットURHを活用したデモンストレーション
感触伝送製品URHは、モーションリブ※が最先端技術で実現した、感触伝送が可能な協働ロボット用遠隔化・自動化ユニットである。ロボットが接触した時に感触が手元に伝わるため、安全かつ簡単にロボットの遠隔操作や自動化を実現。力触覚技術の活用シーンを“遠隔操作”から“自律的な自動化”へと大きく広げることが可能となった。
ブースでは、協働ロボット遠隔操作・自動化ユニットURHを活用した様々なデモンストレーションが予定されている。例えば、傘を広げたり・閉じたりする複雑な動作やボルトを外す・擦り付けるなどの繰り返し作業、様々な対象物を正確に取り、移動し、配置する一連のピックアンドプレースなどが実機にてデモされる。
※ピッチ内イベントが実施されます。
1.日程①10/14 時間15:15 - 15:30 ②10/17 時間14:00 - 14:15
「ロボットは人手不足解消の鍵となるか?」
2.日程10/17 時間10:45 - 11:00
「力加減をデジタル化するリアルハプティクス」協働ロボットと汎用多関節ハンドが実現する、
高適用・高汎用な自動化ソリューション
※モーションリブ株式会社は、慶應義塾大学発のベンチャー企業でリアルハプティクス®(力触覚技術)の社会実装を推進している。
【出展者情報】
会社名:慶應義塾大学 ハプティクス研究センター
エリア:ネクストジェネレーションパーク
ブース番号:ホール6 6H120
URL: https://haptics-c.keio.ac.jp
出展者詳細:https://www.ceatec.com/nj/exhibitor_detail_ja?id=1747