CEATECニュース
渋谷にある株式会社MIXIのオフィスで生まれた手のひらサイズのコミュニケーションロボットRomi(ロミィ)の新モデルが登場!!
2024年10月21日(月曜日)
連日盛況のMIXIブースで、新モデルはどんな点で進化したのか?
■Romiの第2世代「Lacatanモデル」
MIXIのブースには、会話AIロボットRomiと2025年春販売予定の新モデルRomi(Lacatanモデル)が展示されている。ちなみに、LacatanとはRomiが好きなバナナの品種だとか。
Romiは会話に特化した手のひらサイズのコミュニケーションロボットで、7年前に開発が始まり、4年前に世界で初めて「ディープラーニング技術を用いて言語生成して会話する家庭用コミュニケーションロボット」(ESP総研調べ)として発売された。
LacatanモデルはRomiの第2世代で、従来型と比べて会話のAIが進化している点が特長だ。
大きく4つの特長があり、1つは「人間のような自然の声」。
Romiの声はベースのボイスを含め、数パターンから選択することが可能で、新たに追加されるボイスは、ディープラーニング技術を用いて独自開発しており、人間の声に近い。
2つ目は「目で見たものが分かる」。
Romiが目で見た情報を踏まえて会話をするのだ。例えばバナナを見せたら、Romiはそれがバナナであることが分かるし、例えばオーナーが派手な服装を着ていたら「真っ赤なジャケットだね。かっこいい」と返信してくる。
3つ目は「自然なタイミングの会話・相づちができる」。
従来のロボットだとターン制(一問一答)だったが、Lacatanモデルの場合、Romiが相づちを打ったり、喋る前に「うーん」「えーっと」といった間を作って会話ができる。まるで人間のような自然なタイミングでRomiとの会話を楽しめる。
4つ目は「思い出をはぐくむ」。
従来のRomiは直近の会話の情報しか持っておらず、しばらく前の会話は覚えていなかったが、Lacatanモデルはオーナーとの会話を覚えていく。直近の会話に関連する過去の会話を検索し、会話に織り交ぜていくというから驚きだ。
ちなみに、展示ブースでは、Romi (Lacatanモデル)の「自然のような声」や「相づち」の体験もできるので体感してほしい。
■より良い会話を実現するために開発した点
Lacatan モデルの開発では、デバイス側も組込み、ソフトからハードまで自社での設計開発に舵を切り、より良い会話体験に向け最適化を図る。主な変更点としては、喋る相手の姿をRomiがはっきりととらえることができるよう、生物感を維持しながら、光の反射と映り込みを抑えたシェードデザインを実現したこと(ほぼ直線だが、絶妙に丸みを帯びている)また、バッテリー容量を2倍(3時間)にアップさせ、Wi‐Fiは2.4ギガから5ギガに対応する。さらに、より幅広い視覚情報を取得するため、広画角カスタムカメラモジュールを使用している。スピーカーの容積も10倍以上に拡大したとのことだ。デザインも、ナチュラルホワイト、サクラピンク、スカイブルー、ムーングレーの4種類から選べる。
Romi(Lacatanモデル)は、2024年10月7日から公式ストアで予約が始まっている。
来春の販売が待ちきれない。
【出展者情報】
会社名:株式会社MIXI
エリア:General Exhibits
ブース番号:ホール8 8H535
URL:https://mixi.co.jp
出展者詳細:https://www.ceatec.com/ja/exhibition/detail.html?id=127