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株式会社村田製作所、カーボンニュートラルに貢献する新たな技術やソリューション、デバイスを展示

General Exhibits

2024年10月17日(木曜日)
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株式会社村田製作所は、環境・エネルギー領域ゾーンで、効率的にCO2を吸着するフィルタなど、機器の環境性能向上に貢献するソリューションをデモンストレーションを交えて紹介する。ウェルネス領域ゾーンでは高感度の「曲げ」「ねじり」「押し圧」「振動」が検知可能なフレキシブルで薄型のセンサを展示している。

全景

空気を循環しながら CO2を吸着

ナノ多孔材料『MOF』をフィルタに用いることで、空気を循環しながら、CO2を吸着し室外に排出。換気低減によるCO2濃度増加の課題解決に貢献する。
CO2濃度は減らすだけではなく増やすことも可能で、集めたCO2を植物に吸わせることで光合成を促進。育成効率を上げる事にもつながっていく。
将来的に、CO2をエタノールなどに変換することができればエネルギーの代わりにすることができるのでカーボンニュートラルに貢献できると考えている。

MOF

圧電フィルムセンサ(Picoleaf™)

圧電フィルムセンサ(Picoleaf™)は、村田製作所が独自の圧電技術により実現した「Picoleaf™」は、高感度の「曲げ」「ねじり」「押し圧」「振動」が検知可能なフレキシブルで薄型のセンサ。
今まで実現できなかった金属筐体のシームレスボタン。
高感度によるセンサで金属下でも個別にボタンを認識することができる。
省スペースでの実装が可能で、従来センサと比較して薄型化、組立性・耐久性の向上などを実現している。

実際のフィルムを触らせてもらったが感触は、まさに薄いフィルム。センサとはとても思えないほど柔らかい。

また、「Picoleaf™」に使われている圧電フィルムは、植物から抽出したデンプンを発酵させて乳酸を作り、それを結合させたポリ乳酸が原料。植物は大気中の二酸化炭素を吸収してデンプンを合成しているため、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素の総量を増やすことがなく、カーボンニュートラルに貢献した素材となっている。

圧電フィルムセンサ

家電メーカーや住宅機器メーカーは「金属によるサニタリー性」に注目。
「Picoleaf™」を使った『金属筐体とシームレスボタンによる新たな試み』が練られている。

【出展者情報】
会社名:株式会社村田製作所
エリア:General Exhibits
ブース番号:ホール6 6H104
URL:https://www.murata.com/ja-jp/
出展者詳細:https://www.ceatec.com/ja/exhibition/detail.html?id=39

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