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WhiteLab(ホワイトラボ)、ソーラーパネル内蔵で充電不要な指輪型スマートデバイス『ソーラーリング』を出展。

ネクストジェネレーションパーク

2024年10月10日(木曜日)
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WhiteLab株式会社(以下WhiteLab)は、指輪タイプのスマートデバイスに、独自開発のソーラーパネルを内蔵し、充電しなくても運用できる『ソーラーリング』を開発。指輪を身につけるだけで特別な操作をすることなく体温を測ることができる。さらにスマートフォンとBluetooth接続され、専用アプリによるデータ収集・管理とクラウドサーバへのアップロードを行う。このサーバにリンクすればPCやスマートフォンでデータにアクセスできる。同社が最終プロダクトとして目指す「インプラントのマイクロチップセンサー」による究極のバイタルセンシングの実現に向け、この『ソーラーリング』がその第一歩を刻む製品となる。

ソーラーリング

充電の必要がないスマートデバイス

新型コロナウィルスによるパンデミック以降、体温を測る機会が増え、データの計測をIoT化できないかという要望がWhiteLabに多く寄せられた。この課題を解決するために世界中のスマートデバイスを入手し検討してきた結果、充電が最も不便な点と考え、常に身につけることができ、誰もが簡単に運用できる指輪型のデバイスに、ソーラーパネル内蔵によって充電する必要のない『ソーラーリング』を開発した。

わずかな電力で体温を計測

WhiteLabは、充電の必要がなく、光さえあれば動くスマートデバイスを実現するために、幅6mm、厚み3mm、重さ0.9gの小さな指輪に収められるソーラーパネルを独自に開発。さらに微小電力で動作するセンサーと無線ICを採用し、光のエネルギーだけで体温を計測して、そのデータをBluetooth通信でスマートフォンに送ることを可能にした。それに加えて、完全防水、高い強度と耐久性、アレルギー物質を含まないなどの特徴を備え、消毒、殺菌、滅菌も可能なので清潔に使用できる。

蓄積したデータは多用途に活用できる

医療現場のDX化を推進

今後は、『ソーラーリング』の製品化に向けて量産化技術を高め、ローコストでの提供を目指すとともに、医療現場のDX化のための実証実験を進めていく。さらに次世代機では、より低輝度な環境での動作を目指すほか、計測できるバイタルデータに脈拍、心電、酸素飽和度などを加える予定。また、光以外の発電素子とのハイブリッド発電により就寝中や手袋を装着したままなどリングに光が当たらない状態でも24時間動作し続けるモデルの開発も進行している。

【出展者情報】
会社名:WhiteLab株式会社
エリア:ネクストジェネレーションパーク
ブース番号:ホール5 5H404
URL:https://whitelab.co.jp/
出展者詳細:https://www.ceatec.com/ja/exhibition/detail.html?id=1498

ネクストジェネレーションパーク

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