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LOOVIC株式会社、地図を意識しないナビサービス「LOOVIC」をCEATEC 2024で紹介

ネクストジェネレーションパーク

2024年10月11日(金曜日)
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同社は、音声ナビゲーションで移動社会の新しい社会を創ることを目指している。今回のCEATEC 2024では、画面を見ずに、見えている景色でナビ&ガイドを実現した移動支援テクノロジー『LOOVIC』の詳細を紹介する

『LOOVIC』のサービスイメージ

空間認知を解決するため、コエをバーチャルにし、地図に置く移動ソリューション。 当社ブースで実感していただきたい。

「LOOVIC」について、同社 代表取締役の山中氏に話を伺った。「空間認知という言葉は、みなさん意識したことがある人はとても少ないかと思います。しかしこの空間認知、私たちの移動社会では考えなければならない行動が多数発生していることに気づいていないのです。
私たちは自然と空間を認知しているから外出ができるのです。どこどこに行こう、想像して、行動することがまさに空間を認知していることなのです。この際利用するのが情報端末です。それを処理しきれずに、ながら歩きとなり、危険性を伴う移動となっています。目的地に到着することで頭がいっぱい。その瞬間に、周りの景色の良さにも気づかず通り過ぎていることなのです。私たちの移動する目的は何でしょうか?実は、何らかの個性があり、そこに興味を持つのです。例えば、地図を見て移動する時間が15分間だったとしましょう。その間、自身に得られたものは、目的地に到着するだけだったのです。仮に地図を見ない世界ができたとしましょう。そうすると、街のたくさんの綺麗さや魅力を感じながら移動ができ、Well-beingな移動ができるのです。ぜひ当社ブースに来場いただき実感していただきたい」と話す。

どうやって、初めてその土地を訪れた人にこちらから情報を伝えるのか。

人がそばにいるような感覚で提供される音声情報の発信の仕組みによって開発しているアルゴリズムである。AIを用いるが、社会的合理性にAIをもちいないため、提供主と利用者の信頼と共感の関係がある。なぜなら、その場所にはその人の声であることが大切であり、人と街としての個性が残されていくその個性こそが、人が移動したくなるモチベーションにもなっていく。

さらなる発展が期待できる「LOOVIC」

本技術は、あらゆる用途に利用することができる。自身の専門性の経験が技術化できるものになる。たとえば、移動に関するものとして、専門職ガイドを主とし、ツアーガイド、ガイドヘルパーなどあらゆるものに適用できるとしている。同社では、動物園や植物園などのレジャー施設から利用を開始し、ダウンロードしたコンテンツは、一般家庭での利用も可能。シニア領域での外出支援、子育てに関わる見守りサービスでの活用を想定している。

「LOOVIC」の活用イメージ

併設のJapan Mobility Showのメインセッションに、LOOVIC株式会社代表取締役 山中 享氏が登壇。

セッション名:モビリティー社会実現に向けた共創やオープンイノベーションに向けてのテーマセッション
開催日時:10月15日 16:00~17:00
パネラー:一般社団法人日本自動車工業会 会長片山正則他4名の予定
※なお、セッションには、座席の予約が必要になります。

【出展者情報】
会社名:LOOVIC株式会社
エリア:ネクストジェネレーションパーク
ブース番号:ホール4 4H267
URL:https://www.loovic.co.jp/ja
出展者詳細:https://www.ceatec.com/ja/exhibition/detail.html?id=964

ネクストジェネレーションパーク

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