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日本テレビ放送網株式会社、映像のAI自動モザイクソリューション 「BlurOn(ブラーオン)」をCEATEC 2023で紹介

パートナーズパーク

2023年10月11日(水曜日)
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日本テレビ放送網株式会社は、株式会社NTTデータの協力のもと映像のAI自動モザイクソリューション「BlurOn(読み:ブラーオン)」を発表した。BlurOnは従来、映像編集者が1フレームずつ行っていた人物の顔やナンバープレートなどへのモザイク入れを自動化できるソフトウェア。
同社やグループ会社におけるBlurOnを使った実験では、作業時間を最大90%程度効率化できる結果が得られたとしている。今回、CEATEC 2023において、多様な業界の映像活用を推進するAIソリューション「BlurOn(ブラーオン)」の詳細が紹介される。


人物の顔へのモザイク編集の編集後イメージ

■自動モザイクによる適切な個人情報保護で、多様な業界の映像活用を推進するAIソリューション「BlurOn(ブラーオン)」

モザイク入れは非常に手間のかかる作業で、例えば1分の映像素材へのモザイク入れはベテランの映像編集者でも1時間程度かかることもあり、現場の課題となっていた。さらに近年では、映像業界だけでなく、自動車・都市開発・インフラ整備・小売・医療など多様な業界で、映像を活用した新サービスの創出・高度なデータ分析・安全管理が行われるようになっている。その際、映像活用に必須な個人情報保護処理を、BlurOnは自動化することができ、ユーザー企業の事業やサービスを推進することができる。
BlurOnによって、現在AIで自動検出が可能な対象は顔、頭部、全身、ナンバープレート/飲料/選挙ポスター、6種類の自動検出に対応している。BlurOnは「Adobe After Effects」のプラグインWEBサービス、エッジデバイスでのリアルタイム処理、個別システム開発、日本テレビ側での作業代行、などユーザーニーズに合わせて様々な形態で提供可能となっている。

ナンバープレートへのモザイク編集の編集後イメージ

■作業時間を最大90%※削減。煩雑な作業も効率的に。

例として、テレビ業界の映像編集では、個人情報保護を目的に映像内の一般の人々にモザイクを入れることが多く、この非クリエイティブな単純作業に多大な時間と労力をかけている。しかしモザイク入れは、非常に手間のかかる作業となる。例えば1分の映像素材へのモザイク入れは、ベテランの映像編集者でも1時間程度かかることもあり、現場の課題となっていた。さらに近年では個人情報保護の重要性の高まりから、番組映像についても一層の慎重な取り扱いが必要となり、作業負荷が増大している。※同社およびグループ会社においてBlurOnを使った実験を行ったところ、作業時間を最大で約90パーセント程度効率化できる結果が得られたという。

手作業とBlurOn利用時のモザイク掛け作業時間比較

●会期中にトークステージを開催。※事前予約推奨

10/18(木)13:30~14:10 @幕張メッセ、パートナーズパークトークステージ
「モビリティ・インフラメンテナンスでのDX活用がもたらす未来とは? ~最先端の個人情報保護AIで映像・画像の活用を推進~」

出展者情報

会社名:日本テレビ放送網株式会社
エリア:パートナーズパーク
ホール6 ブース番号: P019
URL:https://blur-on.com
出展者詳細:https://www.ceatec.com/ja/exhibition/detail.html?id=87

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