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ネクスティ エレクトロニクス、水素燃料電池で社会課題を解決していきたい

アドバンスドテクノロジー

2023年10月18日(水曜日)
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株式会社ネクスティ エレクトロニクスは、小型の空冷式水素燃料電池を搭載した水上ゴミ回収ドローンを今年9月に開発した。

ブースの写真

#水上ゴミ回収ドローン

今回、初出展となる株式会社ネクスティ エレクトロニクスのブースで多くの関係者の注目を集めていたのは、先月開発された水上ゴミ回収ドローンだ。水素燃料電池を動力とし、水上のゴミを回収するドローンは他社にはない。リチウムイオンバッテリーを用いた水上ドローンと比較して、航続距離を2倍に延ばすことに成功した。1回の水素充填でおよそ4~16時間の稼働を想定している。

水上ゴミ回収ドローンの写真 正面
水上ゴミ回収ドローンの写真 後ろ

#電動ラジコン草刈り機

従来の電動ラジコン草刈り機には、リチウムイオンバッテリーが採用されているが、山間部などの充電環境のない地域では、長時間の連続作業のニーズに対応できないという課題があった。
その課題には、従来のリチウムイオン電池と比べて長時間の駆動が可能となる水素燃料電池が必要で、ネクスティ エレクトロニクスは自社で取り扱うSpectronik社の水素燃料電池を搭載した電動ラジコン草刈り機を開発した。
長時間の駆動において重要な水素容器は、JFEコンテイナー株式会社の高圧水素容器を採用し、機体においては株式会社ユニックと協業した。
高齢の方でも座りながら百メートル先の草刈りができ、その範囲は1000平方メートルにも及ぶ。斜面を走行しながらの草刈りも可能だ。

電動ラジコン草刈り機の写真

ネクスティ エレクトロニクスは、豊田通商グループのエレクトロニクス事業の中核企業として、カーエレクトロニクスの分野においてトップクラスの規模を誇る。この分野で培った自動運転技術、つながる技術などの最先端技術を、他の産業分野に積極的に転用するなど、技術・商材を核として、幅広い分野で顧客や世の中のニーズに応え、社会課題のソリューションを提供している。

出展者情報

会社名:株式会社ネクスティ エレクトロニクス
エリア:アドバンスドテクノロジー
ホール 5 ブース番号:A130
URL:https://www.nexty-ele.com/
出展者詳細:https://www.ceatec.com/ja/exhibition/detail.html?id=270

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