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株式会社Thinkerが「関西の有望な大学発スタートアップ3社」に選定。CEATEC 2023でKSIIが紹介

スタートアップ&ユニバーシティ

2023年10月17日(火曜日)
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近接覚センサーで“指先で考えるロボットハンド”の実装に取り組む株式会社Thinkerは、「CEATEC 2023」で関西イノベーションイニシアティブ(KSII)が紹介する関西の有望な大学発スタートアップ3社に選定され、KSIIブース内の独自ブースにおいて、同社の近接覚センサー
TK-01が紹介され注目を集めている。KSIIは、関西が保有する優れた大学や企業など、地域のリソースを結集し、新しいイノベーション・エコシステムの形成を目指す経済産業省の「産学融合拠点創出事業(J-NEXUS)」に採択された事業。
同社は、『今回の選定は、労働力不足などの社会課題を見すえつつ、「近接覚センサー」という大学発のイノベーティブな技術の社会実装を通じて協働ロボットの世界に革新を起こそうとする姿勢や、創業から1年で量産を実現した経営のスピード感などを評価いただいたものと受けとめております』としている。

株式会社Thinkerが紹介されているKSIIブース

■近接覚センサーTK-01を紹介

同社は、独自ブースで量産提供を開始した「近接覚センサーTK-01」を出展。TK-01を用いた鏡面・透明物質の取り扱いや、現場環境に応じた臨機応変なピックアップなどのデモンストレーションを実施し、多くの人の注目を集めていた。「近接覚センサーTK-01」は、カメラを用いることなく、赤外線とAIを組み合わせた独自の高速・高分解能なセンシングによりモノの位置と形を非接触かつ高速に把握できるセンサー。これにより、従来の産業用ロボットでは難しいとされていた鏡面・透明物質の取り扱いや、現場環境に応じた臨機応変なピックアップが可能となり、ロボットハンドによるピッキングの可能性を飛躍的に広げることができる。また、ティーチング(ロボットに作業を教え込む工程)の時間や労力を大幅に軽減できることから、これまでとは異なる領域でのロボットハンドの活用も期待されている。本年7月31日より出荷を開始している。

近接覚センサーTK-01を用いたデモンストレーション

出展者情報

会社名:株式会社Thinker
エリア:スタートアップ&ユニバーシティ
ホール 4 ブース番号:S108
URL:https://www.thinker-robotics.co.jp/
出展者詳細:https://www.ceatec.com/ja/exhibition/detail.html?id=1106

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