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【CEATEC 2024 出展事例】株式会社ネクスティ エレクトロニクス様

出展事例

株式会社ネクスティ エレクトロニクス

2025年2月6日(木曜日)
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この記事を3行でまとめると…

  1. 「Smart Home」「Smart Factory」「Automotive」「NEXTY」4つのエリアを活用し、実生活や作業現場を想定した多彩な展示を実施
  2. 新規顧客開拓や業界内での認知度向上を目的に、幅広い業種・職種の来場者と接点を獲得
  3. 昨年を上回る成果を得られ、今後はリクルーティング要素やさらに広範なアピールを検討

出展者プロフィール

Interviewer profile株式会社ネクスティ エレクトロニクス
経営戦略ユニット 戦略企画部 部長
高畑 宗明 氏

CEATEC 2024における、貴社ブースの出展内容について教えてください。

当社は普段の生活や作業空間を再現する形でブースを構成し、4つのエリア「Smart Home」「Smart Factory」「Automotive」「NEXTY」に分けて展示を行いました。家具や家電などに実際のデバイスを取り付け、センサーや通信モジュールを利用してどのような活用が可能かを分かりやすく提示しています。

Smart Home

世界的に注目されている「Matter」対応のアプリ・ハブ・エッジデバイスを開発し、既存エコシステムとの相互接続や連携デモを行いました。来場者からの反応は非常に大きく、日本国内でのMatterの盛り上がりを実感できる展示となりました。
ローカル音声認識モジュールはインターネット接続不要でもハンズフリー操作が可能で、オフライン音声アシスタントとして家電やドアの開閉などを音声でコントロールするデモを展開。一人ひとりに合わせた生活空間を実現する技術として、多くの方に関心を持っていただきました。

Smart Factory

Neonode社製の光学式センサーモジュールを紹介。センサー1軸で任意のモニターをタッチパネル化できる世界唯一の技術で、コンパクトな実装が可能な点が注目を集めました。
Zerokey社製の高精度屋内位置測位システムは1cm単位で位置把握ができ、作業手順のDX化にも貢献するソリューションとして多くの来場者に興味を持っていただきました。

Automotive

自動運転社会の到来を見据え、車室内の安全性やエンターテイメント性を高める展示を行いました。スマートな操作を可能にするソリッドステートボタンや、ドライバーの危険感知を促しながら音楽とも連動する振動シートを紹介。
シンクパワー社の技術を使った「車で歌えるシステム」では、曲名検索や歌詞表示に加え「歌詞先読み機能」を搭載し、ドライブ中のカラオケ体験を実現する新発想が来場者の目を引きました。

NEXTY

当社の総合力を示すコーナーとして、半導体商社ならではの幅広い製品・ソリューションと事例を一括紹介しました。半導体やエレクトロニクスの要素技術を組み合わせて、どのようなビジネスに展開できるのかを具体的にイメージしていただく狙いです。

CEATEC 2024に出展することを決めたきっかけや、ご社内での体制構築について教えてください。

当社としては、認知度向上とビジネス獲得を目的とし、エレクトロニクス業界内での発信力を強化するためにCEATECへの出展を決定しました。出展内容のコンセプトやブースのゾーニングなどは営業部門が主導し、戦略企画部と連携して形を作っています。部門間の協力体制を強化することで、準備段階からブース運営までスムーズに進められた点が成果につながったと考えています。

CEATEC 2024出展に際してのコンセプト、テーマや数値目標を教えてください。

「Society 5.0」の実現に向け、当社ができることを、4つのテーマに分けて具体的に提示するというコンセプトを掲げました。

•「Smart Home」
•「Smart Factory」
•「Automotive」
•「NEXTY」

数値面では、昨年の来場者数やアンケート回答数を上回ることを主な指標としています。また、来年以降は学生層の増加を踏まえ、採用要素を取り入れたブースづくりも検討していきたいと思います。

CEATEC 2024に出展して、どのような成果がありましたか。

開催後まだ2か月ほどですが、ブース訪問者の数やアンケート結果など、定量的にも昨年を大きく上回る成果が得られたと見ています。今後リードのフォローアップを通じて、ビジネスにつながる具体的な案件数や新規顧客開拓の手応えをさらに把握していく予定です。

出展した結果として、社内外からの反応や評価はいかがでしたか。

営業担当をはじめ社内からは、「CEATECに出展してよかった」「新規顧客の問い合わせが増えた」などの声が多数上がっています。「Smart Home」を大きく打ち出したことで、ハウスメーカーなど当社の顧客リストにない層との接点が生まれたのは、嬉しい成果でした。認知度向上に加え、新たな業種とのコラボレーションが期待できる点でも、社外から評価いただいていると感じます。

CEATECの魅力はどのような点にあるとお考えですか。

総合展という特性が大きいと感じています。エレクトロニクス関連だけではなく、幅広い業種・職種の来場者が集まるため、普段接点のない層との出会いが多い点が魅力です。実際に当社の展示にも、異なる業界の方々からお問い合わせをいただきました。また、多数の来場者数を見込めることから、ブランディング面でも効果が高く、新規案件開拓に直結しやすいと思います。

今後の展望や新たな取り組みについて教えてください。

今後は、来年の出展に向けてリクルーティング要素を強化することや、SNSを活用した事前・事後の情報発信をさらに充実させていきたいと考えています。より幅広い層に当社のソリューションを知っていただくため、YouTubeに加え、X(旧Twitter)やFacebookといった多様なプラットフォームでのPRも検討していきます。
また、当社は半導体商社の協会「ダフス(DAFS)」にも参加しているため、同業他社との合同イベントや専門展示会への出展など、二段構えのマーケティングも検討しています。多方面とのコラボレーションにより、自動車・住宅・産業・医療といったあらゆる分野で新しいビジネスを創出していくことを目指しています。

編集後記

ネクスティ エレクトロニクス様は、CEATEC 2024のブースを「Smart Home」「Smart Factory」「Automotive」「NEXTY」の4エリアに分け、実際の生活空間や作業現場のようにリアルなデモを中心とした展示を行い、多くの来場者を引きつけました。
特に「Matter」対応デバイスやローカル音声認識モジュールなど、最新トレンドをふまえた具体的なソリューションを体験型で披露したことが、ブースの集客力や来場者の満足度向上に寄与し、社内外から高い評価を得ています。
CEATECが総合展示会として幅広い来場者層を抱えている強みを活かし、新規顧客開拓や認知度向上、さらには将来の採用戦略への応用まで、さまざまな成果やアイデアを生み出せた良い事例といえるでしょう。今後の展開を見据え、来年以降もマーケティングやリクルーティングを含めたさまざまな活用を検討されており、CEATECへの出展を考えている企業の皆様にとっても、多くのヒントが得られる成功事例ではないでしょうか。

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