今回のCEATEC 2024では、位置情報データを活用した事業を展開する当団体メンバー22社が一堂に会する共同出展を行いました。具体的にはマップソリューション、高精度測位、トラック・バスの位置情報活用、IoTや屋内測位、首都圏私鉄に導入されたエッジAIカメラ、3D都市モデル、人流シミュレーション、リアルタイムデータの可視化・分析、そして生成AIの活用など、多岐にわたる技術やソリューションを披露しています。
来場者の皆さまには「位置情報についてゼロから学びたい」「自社のデータやプロダクトと組み合わせたい」「具体的な課題があるので適切な企業と連携したい」など、さまざまなニーズを持つ方々がいらっしゃいました。そこで22社それぞれが自社のソリューションや事例をわかりやすく紹介し、多様な要望に対応できる場を目指しました。
一番の目玉は、新たに発表した「位置情報ビジネス&マーケティング カオスマップ2024」です。これに加えて、CEATEC会場内のトークステージやカンファレンスホールを活用した下記のセッションでも注目を集めました。
当団体は毎年継続してCEATECに出展しており、今回も事前の段階で10社以上の共同参加が見込めたことから、続けて出展を決めました。実際に、この共同出展を目的に当団体へ入会する企業もあるほど、LBMA JapanとしてはCEATECと強いつながりをもっています。
テーマは「位置情報データのマネタイズと社会実装」。メンバー企業が16社から22社に増える中で、それぞれが十分なPR効果を得られ、かつ全体として大きな訴求力を出すことを目標にしました。特にソフトウェアやデータ関連の企業が力を発揮しやすい環境をつくることに注力しています。
概ね良好な手応えでした。特に車載・モビリティ関連への関心が高く、位置情報分野と組み合わせることで新たなビジネスが生まれる期待を感じさせる場面も多く見られました。また、複数社が集まることで来場者が一度に幅広いソリューションを比較・検討できる点は、大きな強みだったと思います。
「この規模で位置情報分野に特化した取り組みを一斉に見られるのは他にない」といったポジティブな声が届いています。2023年は16社、2024年は22社と出展企業が増え、ブース自体もさらに大きくなりました。その分存在感は高まり、位置情報ビジネスに関わる企業や団体からは好評をいただきました。カンファレンスやステージでの講演も来場者の理解を深める助けになったようです。
最先端の技術やサービスが一堂に会するため、来場者と出展者が互いに新しい発見を得られるところが最大の魅力です。しかも毎年、来場する業界の中心が少しずつ変化していくので、新規ビジネスの創出や連携の機会が多いと実感しています。また、当団体のようにカンファレンスを複数開催しても多数の聴講者を集められる点はCEATECならではだと思います。ITやデータビジネスへの理解度が高い来場者が集まるのも特徴で、深い議論ができると感じています。
CEATECは大規模イベントならではの集客力があるうえ、主催者が用意するカンファレンス枠やトークステージを活用できる点が非常に有益だと感じています。たとえば、
共同出展に付随した講演枠を活用:事前登録や飛び入り参加を問わず、講演に来られた方々へ自社サービスを一度にPRできる。
即時的なリード獲得:セッション会場では、名刺交換や資料配布を効率的に進められるので、出展者それぞれが短時間で密度の高いリード獲得に成功しやすい。
総合イベントとしての多彩な来場者層:自社が想定していなかった業界からも来場があるため、新規連携や異業種コラボの可能性が高まる。
当団体としては「大きなブース展示+講演ステージでの発信」という組み合わせを取ることで、企業同士のネットワークづくりと一般来場者への知名度向上を両立できました。結果として、各社のビジネス案件や共同開発の具体的な話が進みやすいという印象を受けています。
編集後記
LBMA Japanでは、CEATECが「幅広い業種の来場者と一度に出会える場」として非常に効果的だと実感しています。展示会場では大規模ブースにより注目度を高め、さらにカンファレンスやトークステージを活用すれば、短時間で濃密なプレゼンテーションやリード獲得が可能です。
またCEATECの来場者はデータ活用やDXに強い関心を持っている方が多く、実用段階のソリューションや連携可能性を評価してもらいやすいのもポイントです。特に「出展だけでなく、協賛企画や講演なども積極的に利用したい」という企業・団体にとっては、他にはないビジネスチャンスの場になるでしょう。
「新たなコラボを探したい」「幅広い層に自社の最新技術をアピールしたい」という皆さまは、ぜひCEATECへの出展や協賛プログラムを前向きに検討してみてはいかがでしょうか。