LBMA Japan様は2020年2月に設立(活動開始は2019年10月)され、位置情報データを活用した新しいイノベーションを起こすべく、会員各社の事業発展をサポート、ひいては位置情報データ業界発展を目指している事業者団体です。2023年10月時点で67社が加盟しています。
今回はLBMA Japan代表理事の川島邦之氏にお話を伺いました。
LBMA Japan事務局だけでも250近いリードを獲得できました。うち約200は名刺交換もしています。各出展者の結果は実数での把握はしていませんが、各社数百のリードを獲得できたのではないかと思います。
また、学生の来訪もありました。その際はインターンを募集している出展者を紹介しました。
来場者層が2022年とは大きく異なっていた気がします。
今年はリテール系が多かった印象なのも我々としては良かったです。
会期後、出展者にアンケートをとったところ、満足度が非常に高かったです。
来訪者が多かった点は高く評価され、
「自分たちで個別出展してもここまでは集まらないが、LBMAとしての出展の一部なのが良かった」
という声もあり、今回の出展形態(パートナーズパーク)にうまくハマった感じですね。
その他、今回は自動車メーカーからも来訪がありました。
彼らとしては位置情報を使ったサービスを何かやっていきたい、という気持ち/ミッションはあるのだが、(位置情報)データをどう扱っていいか?サービスへつなげていくか?が具体化していないケースが多く、そのソリューションを求めに来るという感じでした。こちらも今後の発展に期待しています。
各省庁・自治体関係者の来訪もあり、彼らも位置情報活用関連のミッション/課題を抱えていることが多いので、そのような層の方とコンタクトできたのも良かったと思います。
LBMA Japanブース内の各社の展示位置は抽選で決めたのですが、来訪者から「カテゴリーごとにかたまっていてほしい」というような声もあったので、来年は我々が作成している位置情報サービスのカオスマップに則ったゾーニングにしようかと考えています。
編集後記
出展満足度が非常に高かったというフィードバックをいただき嬉しい限り。筆者も現場で川島氏がコンシェルジュを務めるているのを拝見していたが、「出展者ではあるが出展企業ではない事務局のコンシェルジュ」に対して、来訪者も「むやみに営業される心配がない」という安心感で、口を開きやすかった印象を受けた。そのおかげか、LBMA Japanブース内の各出展者ブースにおいて終始ネットワーキングが行われていた。
もちろん、川島氏のような位置情報関連業界のベテランをコンシェルジュとして配置するのは簡単なことではないが、川島氏曰く「事前のエデュケーションがきちんと行えればそこまで難しい話ではないのでは」とのこと。
ここ数年で、CEATECは家電やハードウェアに限らず、LBMA Japanのようなサービスを展示するブースの活気も顕著になってきている。CEATECの従来のイメージに新たな側面が加わりつつある、ということを再認識した取材となった。