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【CEATEC 2024 出展事例】株式会社フジクラ様

出展事例

株式会社フジクラ

2025年2月6日(木曜日)
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この記事を3行でまとめると…

  1. 「“つなぐ”テクノロジーTM」をテーマに、情報伝送、データセンタ(情報インフラ/情報ストレージ)、モビリティ(情報端末)、GX、AIの分野で展示
  2. 高温超電導の浮上走行デモや細径高密度光ファイバケーブル「SWR®/WTC®」など、動態展示や体験型ブースで幅広い層の関心を獲得
  3. BtoB企業としての認知度向上と学生へのアピールに成功し、新規来場者や産官学連携の手応えを得た

出展者プロフィール

株式会社フジクラ 新事業創生・研究開発部門 企画部 グループ長 平船 さやか 氏(写真右)
株式会社フジクラ 新事業創生・研究開発部門 企画部 アシスタントマネージャー 吉田 朋 氏(写真左)

今回のCEATEC 2024での出展内容を教えてください。

「“つなぐ”テクノロジーTMで、高度デジタル化社会とカーボンニュートラルを実現」をメインテーマに、当社製品が社会課題の解決や産業・社会構造の変革にどのように寄与するかを、5つの分野から紹介しました。具体的には、情報伝送、データセンタ、モビリティ、GX、AIのカテゴリーに分けて、17点ほどの展示を行いました。

その中でも特に目玉の展示はどのようなものでしょうか。

一つは毎年注目いただいている「高温超電導の浮上走行デモ」です。今年も実際に物体が浮遊する様子を体感いただくことで、多くの方に強い印象を与えています。また、もう一つの大きな目玉として、SWR®/WTC®を展示しました。細径高密度実装によって大容量化を実現した独自技術で、5Gの進展やネットワークの拡張に対応できる点をアピールしています。

CEATEC 2024に出展を決めた背景についてお聞かせください。

当社はBtoB企業であり、一般の方に直接技術や製品をアピールする機会が多くありません。そこで、CEATECという総合展に出展することで、幅広い来場者の皆様にフジクラを知っていただきたいと考え、毎年出展を続けています。企業としての認知度向上を目的に掲げ、さらに今年はブース来場者数、学生比率、お問い合わせ数などを数値目標として設定しました。

実際に出展してみて得られた成果はいかがでしょうか。

今年は特に、体験型や動きのある展示を増やし、ブース内で実際に触れたり、動態展示を見ていただけるよう工夫しました。その結果、様々な年代・業種の方に興味を持っていただき、当社技術のアピールに成功したと感じています。BtoB企業としての認知度を高めるだけでなく、学生さんや教育関係者の方との接点も広がり、将来の研究・開発を担う人材へのアプローチにつながったことも大きな収穫です。

社内や社外からの反応・評価はどのようなものがありましたか。

社内からは「例年以上に多くの方に来場してもらい、当社の事業をしっかり知ってもらえた」という声が多く、ブースの配置や展示物の工夫について評価されています。社外からも、高温超電導のデモやSWR®/WTC®を通じて当社の先端技術を初めて知ったというコメントが寄せられ、BtoB企業として確かなインパクトを与えられたと感じています。

CEATECの魅力をどのように捉えていますか。

CEATECは多様な業種や年齢層、さらには学生や一般の方々も来場する「総合展」である点が魅力です。専門展ですと、対象分野に限定された来場者が多くなりますが、CEATECでは幅広い層との接点を持つことができます。フジクラのようなBtoB企業にとって、新たなパートナーやユーザーとの出会いの機会が広がるだけでなく、技術者や学生に知識や技術を共有し、理解を深めてもらう貴重な場としても大変意義があると考えています。

編集後記

フジクラ様は「“つなぐ”テクノロジーTM」を掲げ、細径高密度光ケーブル(SWR®/WTC®)や高温超電導のデモなど、多彩な技術を体感型の展示を通じて紹介されました。BtoB企業としての認知度向上を目的に、学生や異分野の来場者へ積極的にアピールされる姿勢が印象的で、今年はモビリティショーとの同時開催も相まって新たな層との接点が拡大。ブース来場者数や学生比率などの数値目標も達成され、大きな手応えを得られたとのことです。

CEATECは幅広い産業セクターを横断する総合展であり、技術・製品の情報発信とともに、新しいコラボレーションのきっかけを得る絶好の機会でもあります。フジクラ様の事例は、体験型展示や多様な来場者との対話を通じて、企業ブランドと独自技術を効果的に発信できることを示しています。来年以降のCEATEC出展を検討される方にとっても、こうした先進的な取り組みは大きな参考になるでしょう。

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